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2018年ベイスターズの歩み ベイスターズ

2018年3月6日 ベイスターズの試合結果(タイガース戦)

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■2018年3月6日 横浜DeNAベイスターズvs阪神タイガース

 オープン戦は今日から阪神2連戦。
 初戦は高卒二年目、期待の若手である京山が先発に抜擢された。若手の左腕は一軍でも活躍しているけれど、左腕だけではなく右腕の先発も出てきてほしい。その中で京山は、綾部や今年のドラフト3位の阪口と並んで将来の右腕ローテ期待の星である。
 まだまだ二軍で沢山投げて力を付け、体を作る期間だとは思うが、オープン戦とはいえ一軍に抜擢されて先発することが、期待の高さを表しているといえるだろう。
「こういうのが見られるのも、オープン戦序盤の楽しみだよな」
「この後は段々、ローテピッチャーの調整になっていくもんね。京山くん、頑張れー」
 2失点くらいに抑えてくれたら素晴らしい、そう思っていたのに、なんと京山はそれ以上の結果を見せてくれた。
 5回を投げて無失点、勝利投手である。
「いいね、京山。早く1軍で投げるところが見てみたいよ」
「クマさんより安定しているかも……」
 とはいえまだ19歳、小さくまとまらず大きく育ってほしいものである。と、この歳になってくると若い子は本当に親のような目線で見てしまう。
「それは良いんだけど、笠井は打たれちゃったし、砂田もなんか駄目だなぁ」
 エスコバーと三嶋は無失点だったがともに2安打されているし、中継ぎ陣が正直なところ心もとないのが現状である。
 投手陣で明るい材料は、今のところ国吉が本当に良い投球を続けられているところだろうか。三上の仕上がりも悪くなさそうなので、パットン、康晃につなげるところを国吉がになってくれると助かる。
「左腕の中継ぎが全然だけどね、今のところ」
「健二朗さんもイマイチだし、大丈夫かねぇ」
 不安は尽きない。
 ついでに言うと、勝利したとはいえランナー置いてのホームラン2発であり、ヒット数だけを見ればタイガースの半分に過ぎない。効率よく点を取ったといえば良いのかもしれないが。
「でも、大志さんがホームラン打ったじゃん。良かったよねぇ」
「中川な、楽天を首になったけれど、横浜で結果が出せるといいよな。右の代打は後藤が去年駄目だったから手薄だし」
 惨憺たる状態だった昨年の代打陣。それでも左は佐野や乙坂、さらにルーキーの楠本といったあたりに期待が出来るが、右は名前が出てこない。それだけに頑張ってほしいところであるのは確かだ。
「変化球に弱そうとか、守備はあんまり上手じゃなさそうとかあるけれど、一つ秀でたものがあると生き残っていけるかもしれない」
「そうだよね、それ大事だよね」
「一軍に残るには武器がないと」
「うん。その点、大志さんは超イケメンだしね!」
「またそっちの話!?」
 ――冗談ではなく、争いは厳しいが皆に頑張ってほしいものである。

 しかしそれらの陰に隠れて、実はいまだに大和がオープン戦ノーヒットである。
 まあ、まだオープン戦だけどね……

3月5日の試合結果
●タイガース 3-5 ○DeNA

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