2018年4月4日(水) vs 阪神タイガース
結果:De1-2阪神
敢闘選手賞:飯塚、神里
若き力が躍動して初勝利をもぎとった勢いのまま連勝したいところ。
相手は阪神タイガース、先発投手は飯塚。
過去からの苦手意識を初戦でどうにか払拭したいところであったが。
「あぁもう、なっさけないなぁ! 若手、新戦力ばかり頑張って、他のメンバーが全く駄目じゃない!」
悔しくて地面を強く踏みしめる結乃。
「でもほら、投手が良ければそう簡単に打てるものじゃないじゃない」
「そりゃそうだけど、それじゃいつまでたっても阪神に勝てないわよ」
阪神の先発は若手期待の小野投手。強くて速い球を投げてくる、横浜が苦手とするタイプの投手である。
案の定、試合終盤まで抑え込まれていた。
それでもチャンスが全くなかったわけではないが、8番投手に打席が回ってしまったり(回されてしまった)、数少ないチャンスを活かすことが出来なかった。
「桑原、筒香は駄目駄目じゃない」
6回のチャンスで凡退し、8回のチャンスでも見逃し三振に倒れた筒香。ここぞという時に打ってくれていた主砲の姿は、この試合では見られなかった。
また8回、せめて内野ゴロでもと思ったのにポップフライを打ちあげてしまった桑原。
マテオの球威が勝ったと言われればそれまでだが、球が強いことはわかっているのだ、どうにか転がして欲しいと思ったのだが。
「神里選手は頑張ったよね!」
懸命に盛り上げようとする理衣だったが。
「ルーキーだけしか活躍できないチームってなんなのよ」
完全にふて腐れモードに入ってしまっている結乃。
「飯塚投手もよく投げたし」
「四死球ゼロっていうのを評価したいわ。分かるわよ、野球は投手が重要、投手さえ大きく崩れなければ、打線は水物っていうしそのうち打つでしょう。それまで先発がローテをきちっと回し、中継ぎ陣も無駄な失点を防いでいられれば先は明るい・・・・でも、でもよ! ファンはね、目先の勝利だって欲しいのよ! この試合で打って、勝ってほしいと思うものなのよ!」
確かにチーム状況、特に打線の状態は良いとは言えない。そんな中で「あれ?」と思ったのは、今日もスタメンマスクが嶺井だったことである。てっきり今日は戸柱だと思っていたが、もしかしたら序列が完全に逆転したのか。あるいは戸柱の打撃だとさらに打線が弱くなるため、嶺井を起用し続けているのか。
明日、メッセンジャー投手相手でも嶺井であれば、当面は嶺井を主として起用し続けるのだろう。恐らく戸柱を全く使わないということはないだろうが。
明らかに去年とは違う選手起用をしているラミレス監督、今の苦しいチーム状況で更に動いてくる可能性もあるだろう。
「うぅぅ、2戦目はメッセか。でもハマスタのメッセなら甲子園よりかは打ち崩せる可能性があるわ。明日は苛々していることを祈るしかないわね!」
「ネガティブなことを力強く言うなぁ。東選手に頑張って欲しいね!」
東が良い投手とはいえ、メッセンジャーから点を奪わないことには勝てない。スタミナモンスターでもあるメッセンジャーだから、球数放らせる作戦もなかなかきかない。
どうにかランナーを出塁させて揺さぶって付け入るスキを作りたいところ。
2勝3敗くらいで耐えていきたいベイスターズ。
「・・・・ちなみに今永、ファームで3回2/3で6安打3失点。来週ローテに戻るのは黄信号ね」
「明るい話はないの!?」