2018年5月2日（水） vs 阪神タイガース
結果：阪神 雨天中止 横浜
敢闘選手賞：－－
「雨野投手の登板で、予定通り中止になったわね」
関東地方でも夜には雨が降っている。その空を見上げながら結乃は言う。
「これで流れが変わるといいね」
理衣は祈る。
「いや、相手はスライドしてメッセンジャーよ。３タテくらわなくて良かった、くらいに考えないと」
「思考が後ろ向きっ！」
「まあ、その辺の諸々は置いておいて、雨で中止にもなったし、ローテを考えましょう。とは言っても、各種メディアでも色々と書かれているようだけど？」
結乃は順に名前を上げていく。
5/3 東
5/4 石田
5/5 ウィーランド
5/6 濱口
「石田、ウィーランドが中５日なのが気になる所よね」
「そして濱口投手、巨人戦なの？」
「他にいないしね。バリオス上げるならエスコバー抹消しないといけないけど、今はそれできないでしょ」
「対するは、打撃好調かつ表三枚のジャイアンツさん････」
「ベイスターズの打線は悲惨な状態なのにね」
全く点の取れる気配のない打線。１，２番は出塁できず、３番は不調。
４－６番はまずまずだが、３人だけで点を取れることはそうそう多くない。
倉本も不調に陥りスタメン落ち。
「何かの間違いで、打線の調子が上がらないかしら？」
打線は水物、もしかしたらいきなり良くなることもあるかもしれないが、根拠のないものは長続きするとも思えない。
「更にＧＷあけたら、またカープ相手だね」
「この前３タテ食らったからね。東が投げるとして、もう一人は誰なのかが問題よね。この前打ち込まれた京山？ 不安ね」
「東投手も初の中５日になる見込みなんでしょう？」
「不安要素しかない････これこそ逆境ね！」
「そのネタは前にやったよ？」
「う、うるさいなあ、理衣ちゃんは」
誤魔化すように頬を膨らませる結乃。
先のことを語るよりもまずは阪神戦の初勝利を目指して。
戦え、ベイスターズ。
負けるな、ベイスターズ！
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