2018年5月25日(金) vs ヤクルトスワローズ
結果:ヤクルト5-14横浜
敢闘選手賞:梶谷とか1-5番
「石田は何をやってんのよ!?」
「え、大勝したのに怒りから!?」
開口一番、石田に対する怒りを吐き出す結乃に驚く理衣。
そんな理衣に構わず、結乃は続ける。
「当たり前よ、今回もまた、味方が先制した直後に逆転され、勝ち越したと思ったらまた直後に点を取られ・・・・今までと全く変わってないじゃない!」
まあ、怒り心頭なのも分からなくはない。
石田の背信投球を見るのはこれで何度目か。
「こんだけ打線が点を取っているのに5回も投げ切れないとか、もうファームでいいわよ!」
打線爆発したのだ、せめて6回くらい投げ切って欲しかった。
砂田や三上を使う羽目になってしまったのだから。
「まあ、石田以外のピッチャーはよく投げたわ」
「上がってきた国吉投手も、1イニングを無難に抑えたしね」
「そしてなんといってもミッシーよね。本当に何があったんだか。復活というか、新生?」
今日も石田の不甲斐ないピッチングの後、打者4人に対して3三振と、素晴らしい内容である。
本人が自信を再び身に付けたのが大きいのかもしれない。
野球はメンタルであるとは、誰が言ったことか。
「そして今日はなんといっても打線だよね!」
「まあねー、いくらリーグ最低投手陣のヤクルト相手とはいえ、よく打ったもんね」
「梶谷選手は5安打だって! HR2本! 凄いね」
「てゆーか、1-5番だけで17安打、11打点って、こんだけ打てば1-5番まででいいわよね、6番以降打てなくても」
「凄い破壊力だね・・・・」
「打撃は9人でやるんじゃない、5人でやるものなのよ!」
「違うと思うけど・・・・」
「ま、まあ、幾ら打っても明日打てないんじゃ今までと同じよ。それに、いくら好調でもずっと打ち続けるなんて難しいんだから、6番以降ももう少し打ってくれないとね」
上位打線と下位打線の差がここまで激し過ぎると、もはや笑ってしまうしかない。
「何はともあれ、久しぶりにカード頭を取って一安心。交流戦には勝率5割以上でいくことが確定したわ!」
「どうせなら貯金でいきたいよね」
「そのためには、明日の濱口が勝たないとね。相手も由規だから、ハマった日だとそうは打てないわよ」
とはいえ、ヤクルトも勝ちパターンの投手以外は脆いもので、競った状態で中盤までいけば勝機はある。
「ただ、濱口が好投してくれることが前提なのよね」
「少しずつよくなっているから、次こそ勝てるんじゃないかな!?」
「そう願うわ。今日みたいに打線が大量援護してくれると良いのだけど」
試練の交流戦前、勝ち越して貯金を作っていきたい。
「鍵を握っているのは・・・山本祐大ね!」
「え? ルーキー捕手の?」
「そう、彼は何のために昇格させられたのかしらね。やはり捕手の打撃が弱いから、代打を送るための第3捕手として以上のものはないのかしらね。余裕があれば、少しでも試合に出させてあげたいわね・・・って、丁度今日、出場していたじゃない!」
また、楽しみな若手が一人。