2018年6月13日(水) vs ロッテマリーンズ
結果:ロッテ6-1横浜
敢闘選手賞:なし
「なんかこう、絶望打線ね」
「あ、ネガティブだ」
口を開くなり出てきた言葉が「絶望」である。
結乃の気分がダウンしているのがわかり、なんとか上げたい理衣であったが、良い言葉が見つからない。
「正直、あまり言うべきことのない試合だったわ」
「ちょっと前にも同じような言葉を聞いたような気がするなぁ」
「先発が粘れず、相手にはいやらしい攻撃をされ、こちらは一発のみの淡白な攻撃。うーん。語るべき点が」
腕を組んで唸る結乃。
実際、観戦していて胸躍るような場面はなかったのだから仕方ない。
「とにかく打線が点取れる気がしないわよね。ロペス、梶谷がいないし。ソトも抹消。経験の少ない若手ばかりで、頼みは筒香と宮崎の二人だけ。これはどうすればよいのかしらね」
「が、がむしゃらに?」
「それで打って勝てるんなら苦労しないわよ。出塁出来ない、選球できない、進塁打もできない、あーもー!!!」
地面を蹴りつける結乃。
「ソト抹消で上がってきたのが飛遊馬じゃあ、打線のテコ入れにはならないしね。どうせなら中川をDHで先発させてほしいわ」
「ちょっと期待しちゃうよね」
「せっかく日ハムに勝ったのに、意味なくなっちゃう。三戦目は本当に、絶対に、勝ちなさいよ!」
「先発は平良投手。ロッテは渡邉投手だね」
「詳しくは知らないけれど、なんか初勝利を献上しそうで怖いわ・・・・」
「ネガティブにならないようにいこうよ!」
「3タテは絶対に阻止よ! そのために打線、どうにかしろっつーーの!!」
果たして打線は変更してくるのか。
そして選手達は奮起できるのか。
なんとか1つの勝ちを貪欲に目指してほしい。
「まだまだ、勝ち越すわよ!!!」