2018年6月24日(日) vs 中日ドラゴンズ
結果:横浜6-1中日
敢闘選手賞:濱口、関根
「もーっ、濱口が投げている間からそれくらい打ちなさいよ!」
同点に追いつかれた直後の9回表、連打で一挙に5点を取った打線に対する文句を口にする結乃。
「ま、まあ、今日は連敗を止めることが重要でしょう?」
宥める理衣。
「まあ、そうなんだけどね」
苛立ちを抑える結乃。理衣が言う通り、今のチーム状態では3タテを回避したことが重要である。
「濱口は粘って良く投げてくれたし、今日こそ勝ちをつけてあげたかったけれど、援護が1点じゃあね」
「でも、濱口投手の投球があったから勝てたことに違いはないよね!」
「まあね。牽制でさしたり、自分で自分を助けもしたわね」
「次こそ、次こそ、ね」
「このピッチングを続けてくれれば、勝ちもついてくるでしょ」
勝ちが付かなかったのは残念であるが、この数試合は最も良い投球をしてくれている先発である。
「パットン投手、打たれちゃったね」
「まあ、打たれることもあるし、仕方ないとはいえ、なんとかして欲しかったわね。勝ちパターンなんだし」
「同点までで抑えた、ともいえるけど」
「まあね、ノーアウト1,3塁。1点入ってさらに1アウト1,3塁。それで耐えたからね。その前に、セットアッパーなんだからそういう状態にならないようにして欲しいけどね」
それでも前2試合のことから、勝ち越しを許さなかったことを評価はしたい。
ここで勝ち越されたら3連戦の流れ、勢い的にも厳しかったかもしれない。
「打撃陣は、9回に集中打!」
「それはいいけれど、やっぱり1,2回のチャンスに打たないとね。序盤を抑えられたらスイスイいかれたもんね」
1死3塁、1死1,3塁で無得点。
2回は投手の打順という打線の巡り合わせもあったが、その前に進塁打を打てていればなど、出来たこともあった筈。
「結局、筒香のホームランだけだったもんね」
それでも投手陣が粘り、勝てる試合を勝ったわけである。
本当は、2戦目もそれで勝利しておきたかったが。
「打線では神里選手、柴田選手が猛打賞!」
「柴田はよくつないでくれたわ。神里も、後ろが駄目で点にはつながらなかったけれど、1番として長打で出塁してくれてよかったわね」
「乙坂選手も代打で久しぶりにヒット? そして関根選手! 勝ち越しの走者一掃スリーベース!!」
「ナゴドで関根の勝ち越しスリーベースといういと、2死走者なしから連打で逆転した試合を思い出すわね」
「そして神里選手が駄目押しの2点タイムリー!!」
「あれ、無視!?」
「・・・・何はともあれ、最悪の事態は免れたわ。ただ、リーグ戦に戻って元気を取り戻したカープが3連勝して離されちゃったわね」
「今のチーム状態では、あまり大きなことはいえないのでは・・・?」
「分かっているわよ、それくらい。それでもオールスターまでに5割はキープして、カープとの差は出来る限り抑えて混戦に持ち込まないとね。そのために次のハマスタ6連戦、気合をいれるのよ!!」
「広島戦もあるしね。左腕3連続でどれだけ立ち向かえるか・・・・」
「その前に苦手の阪神戦を、飯塚、バリオスといったところで迎え撃たないといけないんだから、そっちが先よ!」
なんとか振り落とされないよう粘るベイスターズ。
「二軍ではウィーランド、井納が投げたみたいだし、もう少し!!」