2018年7月28日(土) vs 広島カープ
結果:横浜9-1広島
敢闘選手賞:京山
初戦、屈辱の1試合2満塁被弾を受けて臨んだ2戦目。
先発は大瀬良vs京山と、不利であることに変わりはない苦しさ。
それでも立ち向かうしかない。赤い悪魔たちの待ち受けるスタジアムで。
「京山投手、5勝目おめでとう!」
拍手する理衣。
「また6回を投げ切れなかったのよね。そこが課題」
と、言葉では厳しいことを口にするが、結乃の頬も少し緩んでいるように見える。
「1安打しか打たれていないけれど、ピンチが多かった気がするね」
「四球、そしてエラーが多かったからね。でも、そこで踏ん張ったのは評価したいわ」
5つの四球というのはいただけないが、ランナーを貯めてもおちついた投球で最小限の失点に抑えたのだ。
「6回も2死まではさくさくいって、6回投げ切れると思ったんだけどね」
「打たれたなら仕方ないと思うけれど、連続四球はいただけないわね。点差も3点あったわけだし」
結局、四球でランナーをためて砂田に交代となってしまったのは反省点。
だが、5回を投げ切って1失点なのだから上出来であろう。
「京山投手には、4月の苦しい時にも助けてもらったよね!」
「結局、今も先発が苦しいからね。この機会にまた1軍で投げて勝ち星を重ねてくれるといいわね」
「中継ぎでは三嶋投手が2イニング投げたね、ちょっとびっくり!」
「まあ、カープ戦ではパットンが相性悪いし、3戦目は雨天中止の可能性が高い、その両方からじゃないかしら?」
「でも、その2イニングをきっちり抑えてくれたっていうのは大きいよね」
「ランナー出したけれど一人ずつだし、ためなければね、初戦みたいに・・・・」
広島打線は弱味を見せると付け込んでくる。
ランナーをためると投球の幅も狭くなるだけに厳しくなる。そのためには無駄な四球を与えないことだろう。
「初戦だって、四球とエラーでランナーたまったところで一発、だからね。それ以外でやられたーって感じがなかったからね」
「打線の方は、やっぱりソト選手!」
「またホームランだもんね。それも逆転HR、おそれいったわ」
「京山の時は本当によく打つわよね。まあ、ショーマはおまけみたいなもんだったかもしれないけど」
筒香にも久しぶりにタイムリーが出て、ロペス、宮崎も打点が付いた。
先発投手とクリーンナップがちゃんと仕事をすれば、このような試合になるのだ。当たり前だが。
「今日は相手のエラーにもつけこんだし、投手陣も踏ん張ったし、初戦の借りを返せたかしらね」
「3戦目も勝って、倍にして返したいね!」
「雨で中止の可能性高いけれど、勝てば対戦成績も5割になるしね。それにしても、マツダで広島にまともに勝てているの、横浜だけじゃないのかしら?」
「横浜はビジターの方がやりやすいのかな?」
「ホームでも勝ってほしいけどね」
狭い横浜スタジアムよりも、安心して投げられるからか? 相手の応援が凄い方が気合の入る、M的気質なのか?<br> まあ、勝ってくれるならなんでもよい。
「3戦目、試合があれば今永投手が先発です!」
「前回は酷い投球だったからね。気持ち良く週明けを迎えるためにも、汚名返上の投球を見せてほしいわね」
「2カード連続勝ち越し、いきたいね」
カープにまともに勝てるのは横浜と中日しかいないのだ。
勝って、少しでも盛り上げたい。