2018年8月1日(水) vs 読売ジャイアンツ
結果:横浜1-7巨人
敢闘選手賞:なし
「スターナイトは暗黒イベントの幕開けだったわよね」
あれは2012年、客寄せのためのイベントだったが無残な3連敗。
まあ、球団としては集客できたから良かったのかもしれないが。
「あのときも巨人だったじゃない! これで2018年も3連敗かあ」
「ま、まだそうと決まったわけじゃないし!」
完全に諦めモードに入っている結乃を、どうにか励まそうと声をかける理衣であったが。
「内海も吉川も打てなくて、メルセデスが打てると思う!?」
「う・・・・」
声も出せない理衣。
「そもそも、吉川なら打てるだろうって言って、打ったのが濱口のタイムリー1点だけ! 野手は何しているの!?」
結乃の怒りの声ももっともである。
野手陣は全く仕事が出来ていない。
怪我人も戻り、ほぼベストメンバーでこの状態である。
もちろん、ベストメンバーだからといって打てるわけでないことは分かっているが。
「濱口は肝心なところで一発をくらって。これこそ四番よね。それに比べてうちの四番は・・・・」
「う、打てない時もあるよ」
「打てないときばっかりじゃない!」
打てない時は非難を受ける。それが四番である。
ましてや、育成のための4番というわけではないのだから。
「どうすれば良いの?」
「決まっているじゃない、こういうときこそセカンド、石川雄洋でしょ!」
「・・・・」
「いやいや、黙ってないで。セカンドのソトで守備も乱れているし、梶谷もそこまで打てていないし、もうここは併用で」
ファイヤーフォーメーションは打たなければファイヤーなだけだ。
そもそも梶谷も死球を受けてどうなるかわからない。
実際、セカンドだけでなく、内野全体として弱体化しすぎていないか。
「雄洋が出ている時は良い感じだったじゃない。短期間でも良いから試してみたら。で、ショートは復帰の大和で」
「そろそろ上がれそうだもんね?」
大和は打撃で期待できなくても、守備がある。そして石川は攻撃ではそれなりに駒となる。
「この面子で打てないんだから、これでいきましょう!」
「三戦目はウィーランド投手、中5日できたね」
「投手、ウィーランドは広島と分が悪いからね。これでカープ戦は東、京山、今永、かしらね?」
「その前に三戦目が」
「勝てたらラッキーくらいで。もう、スタナイは暗黒イベントに逆戻りよ!」
「3戦目、3戦目!」
果たして本当に暗黒逆戻りなのか。
どうにか意地を見せてほしいが・・・・