2018年8月4日(土) vs 広島カープ
結果:横浜2-4広島
敢闘選手賞:宮崎
「2回で4失点じゃ話にならーん!」
口を開くなり苦言を呈する結乃。
「毎試合毎試合、判を押したように序盤に先制点を献上して、これで試合の主導を取れるわけないじゃない!」
「それも、結構な失点が多いしね・・・・」
理衣も頷く。
1点先制されるとかではない。序盤で4,5点失うことが珍しくなくなっているのは問題すぎる。
「京山も、マツダでは好投するのに横浜ではボコスカ打たれて。ホーム変更した方が良いんじゃない?」
「京山投手だけじゃなく、チーム全般がホームで勝てていないんだけどね・・・・」
「そりゃ最下位にもなるわ」
そう、この日の敗戦によりとうとうゲーム差なしとはいえ最下位となったのだ。
「3,4,5回を0になんとか抑えたことは良いけどさ」
「中継ぎの人達も、0点におさえて踏ん張ってくれたしね」
「ただ、5回しか投げられなかったから中継ぎ投入したのは痛いわよね」
三上、田中、三嶋と踏ん張ってくれたが、三上は2イニングを投げている。
「先発もそうだけど、打線も沈黙。やっぱり打てない打線なのよ」
「宮崎選手は気を吐いたけど」
「宮崎一人だけ打ってもね」
「伊藤選手も猛打賞だったけど」
「・・・二人が打っても繋がらなければ意味がないわ」
どうすれば打線になるのか。各選手の調子が上がるのを待つしかないのか。
ラミレスは投打の噛みあいがと言っているが、どうすれば噛みあうのかを考えなければ、自然に待っていても噛みあうようになったのは9月、とかになりかねない。
「噛みあわせるためにはやっぱり先発がある程度抑えること、そして打線は何とか先制すること」
「いうのは簡単なんだけどね」
ため息をつく理衣。ここのところずっとそれが出来ていないから、応援する方もストレスがたまるのだ。
「・・・だけど3戦目の先発が今永。不安しかないわ!」
「き、期待しようよ」
嘆く結乃に対し、なんとか希望を持とうとする理衣。
「期待なんていつもしているわよ! ま、裏切られることの方が多いけどね」
両手を横に広げ、肩をすくめ、ニヒルな笑みを浮かべて自虐する結乃。
今永には、今多くのファンから同じように思われているだろうこの状況を覆す好投を期待したい。
「好投なんて言わない、6回3失点でいいわよ! その3点も初回3点とかはやめてほしいけどね!」
「広島さんの先発は若手の高橋投手だね」
「うわー、左腕と聞いただけで打てる気がしない!」
頭を抱えて嘆く結乃。
「さすがにそれはどうかと思うけど・・・」
とはいえ、伝統的に左腕が苦手なのは昔から変わっていない。
「まあ、よほど球数が少ない限り長いイニングはないだろうから、なんとか僅差のまま中盤にいって、中継ぎ勝負ならいけるかもしれないわ!」
「強気に見えて弱気な発言だね」
「最下位チームに大きな期待はしないわ!」
「寂しい発言!」
自虐にはしるファンを見返すような試合をして欲しい。
本当にどうにかしろ、ベイスターズ。