2018年8月8日(水) vs ヤクルトスワローズ
結果:横浜 雨天中止 ヤクルト
敢闘選手賞:なし
「予想通り、雨で中止になったわね」
「台風が来ているもんね」
「でも、三戦目は試合できるかもしれないわね」
天気予報を見ると午後には曇りとなっており、試合もできそうな流れになってきた。
「予告先発は、ウィーランドvs原! このマッチアップは勝っておきたいわね!」
「でも、原投手にはこの前5回1失点に抑えられたよ。その次の巨人戦、広島戦でも7回1失点と好投しているし」
「いつの間にそんな好投を!? でも、ブキャナンよりはつけいる隙があるはずよ!」
もちろん原とて良い投手であることは分かっているが、これまでそれほどの結果は残せていない。
上位にくらいつくためにも、勢いをつけて阪神戦に臨むためにも勝っておきたい。
「そういえば、このヤクルト戦から2番・柴田選手、6番・ソト選手にしたね。確か結乃はこれからも攻撃的打線でいくしかないと言っていたような気が」
「そうね、言ったけれど、あたしは素人だからね!」
「すんごい開き直っている・・・・」
「当たり前でしょ、素人のファンが勝手な推測で言っているだけなんだから、外れたからって文句言わないで欲しいわ」
「誰に向かっていっているのか・・・・」
「まあ、ラミレスも考えを変えたんでしょ。今のままじゃ得点は臨めないって。5番、宮崎までで点が取れなかったらおしまいだったからね」
6番からが貧弱な打線。
伊藤が入ったとはいえ、そこまで過剰に期待できるわけでもない。
特に、チャンスなどで相手も力を入れて抑えに来ている時はやはり厳しい。
「ただ、この打線が機能するかは柴田がいかに打撃で貢献できるかにかかっているわよ」
2番に入った柴田が自動アウトでは、単に打線が切れてアウトを献上するだけである。
粘り、一試合で1安打、1四球くらいを目指して欲しい。
そうすればクリーンナップも機能しやすい。
「そうラミレスが決断したってことは、柴田である程度はいけそうだって判断したんでしょう。打撃を見る目はあるでしょ。少なくとも投手を見る目よりは」
「2017年のシーズン後半も、柴田選手は良い打撃を見せていたもんね」
「まー、2018年入ったら見る影もなかったけれどね。結婚して浮かれて練習していなかったんじゃない?」
「それは言い過ぎじゃあ」
「プロなんだから結果が出なければ言われても仕方ないでしょ。期待されていて、レギュラーチャンスでもあったのに」
「それでも、ここに来てショートで先発起用され始めたわけで」
「遅いっちゅーの」
打率2割では起用しづらいのは事実である。
「そういえば守備位置も柴田選手がショート、大和選手がセカンドに変わったね」
「トータルバランス的にそっちの方が良いと判断したんじゃない? あとは大和の負担かしらね」
ショートの方が厳しいだろうというのは事実であろうし、セカンドとして柴田も特別優れたスタッツを示せていたわけじゃないみたいだしね」
いずれにしても大和、柴田であれば内野の守備は引き締まる。
「ただ、二人とも打てないんじゃ攻撃が弱すぎるから、柴田は打てないとね」
「大和選手は?」
「やっぱり大和の方が守備が美味いから。だから柴田、打撃で頑張れ!」
「そして、ソト選手が6番に入ることで打線は厚みを増したように感じるよね」
「クリーンナップの後にソトがいると、宮崎が駄目でも点が取れそうな気がするわよね」
「これで7番に伊藤選手が入れば、下位打線も見られる形にはなりそう?」
「そうね、伊藤がスタメン時はおそらく7番で、大和が9番かしらね。もう9番投手でいいような気はするけれど」
いずれにしても開幕してからずっと困っていた2番打者。
柴田が固定出来れば、戦う形が決まってきてチームとしても攻撃がやりやすくなるのではなかろうか。
「足が速ければ良かったんだけどね。もう足を使った攻撃なんてできないスタメンだからね」
それでも、おそらくこれから先はこの形が基本線になるのではないかと思えるヤクルト戦であった。
「・・・・ま、ラミレスだからまたコロッと変えるかもしれないけどね!」