2018年8月14日(火) vs 中日ドラゴンズ
結果:横浜6-5中日
敢闘選手賞:倉本
「連勝だね!」
「そうだけど、勝たせてもらった試合ね」
喜ぶ理衣、冷静な結乃。
確かに結乃の言う通り、抑え不在で中継ぎ陣が不安定な中日だからこそ逆転出来たような試合であろう。
「・・・・まあ、それでも勝ちは勝ち! この時期にきたら結果が大事だしね!」
切り替えたように言う結乃。
「先発は平良投手、前回の好投を受けてだけど」
「5回4失点、ビミョーよねぇ。平良だしそれくらいかとも思うけれど、5回3失点ならなぁ」
唸る結乃。
「失点はやっぱり四球絡みだね」
「そうそう、結局、四球が全て失点に絡んでいるのよね。四球さえなければ、失点ももっと少なかったでしょうに」
この日の試合では平良が出した3つの四球が全て点になっているのだ。
「とはいえ、まあ、まだ許すわ」
「後を継いだ中継ぎ陣が何とか1失点でしのいだね」
「凌いだというか、これも相手が中日だったからかもね。まあみんな、ことごとくランナーをためてくれたからね」
「三嶋投手の2死から3連続四球とか、ドキドキしたもんね」
「康晃も、いきなり2人走者を出して。打者がアルモンテで送りバントが無かったから助かったわね」
とにかく安定感を欠いたままのクローザー。
それでも今さら変えるわけにはいかない。調子が悪くても勝ち越しさえ許さなければ良いから頑張ってほしい。
「打撃陣は6点を取ったね! 最後は倉本選手が勝ち越しタイムリー!」
「こういう勝負強いところをもっとみせてくれると良いけどね。打率が低すぎる!」
「伊藤選手が同点の押し出し四球!」
「まあ、相手の自滅よね」
「宮崎選手が猛打賞!」
「そこはさすがってところね。でも問題は筒香よ。追撃のHRはいいけれど、一番打ってほしいのは7回と9回でしょ!」
ランナーのいるところ、ここぞという場面で打ってほしい4番。
特に7回はロペスのタイムリーで同点に追いついた後、逆転のチャンスで凡打である。
まだまだ物足りない。
「ロペスも心配だけど、一時は同点のタイムリー1本打ったし、まあベテランだしどうにかしてくれとしか言えないわね」
「ソト選手もまたHR打ったし、主軸が打つと点が入るよね」<br> 「そうなんだけど・・・・そもそもなんで今日は打順変えたの? また2番ソトって、前の試合で機能した打順をどうしてわざわざ変えるのかしら」
「ガルシア投手が左腕だったから・・・・?」
「だからって、ねえ。2死満塁で6番大和にまわって打てなかったし。まあこれは、その前に打てなかった筒香が悪いけど」
「あはは・・・・」
もはやこの辺は受け入れるしかなさそうだ。シーズン終了までこの調子なのだろう。
「さあ、せっかく勝たせてもらったんだし、3連勝といきたいわね!」
「2戦目は久々の石田投手だね」
「もう後がないわよ。ナゴドでの相性は悪くないはずだし、広いから思い切って投げて欲しいわね」
「勝てれば勢いに乗れるかも!?」
「あたしは信じないけどね!」
ファンからの信頼を失ってしまっている石田。
信頼を取り戻すのは自分の力しかない。
気合を入れろ!