2018年9月2日(日) vs 阪神タイガース
結果:横浜3-12 阪神
敢闘選手賞:なし
「・・・・ふ、今日負けても明日は勝つ、なんてのは都市伝説だったわ」
やれやれ、といった感じで両手を左右に広げ首を振る結乃。
「明日負けても、明後日は勝つ、では・・・・」
おそるおそる理衣が言うと。
「月曜だから試合は無いわ!」
「そうだよねー」
がっくりと肩を落とす理衣。
「3戦目もまあ、酷い試合だったわね! 四球、エラーから5失点! 自責0で5失点!」
「やっぱり、四死球とエラーは点につながるってことだよね」
「それでも2点目までで凌いでいればね。その後、俊介に走者一掃の3ベース打たれたのがね」
「その後も、3点返した後に4失点・・・・」
「もはや言うべきこともないけれど、無駄に登板がかさむ中継ぎ陣が可愛そうね」
「一方で打撃陣は・・・・」
「初回のチャンスで犠牲フライも打てない4番だしね」
「この試合も二桁安打は放っているんだけどね」
「1イニング3安打しても点が取れないのよ。ホームラン打たないと点が取れないんだから」
安打数は相手とそう変わらないのに、この得点の差はなんなのか。
相手は犠牲フライや内野ゴロの間の得点などできている。
横浜はソトのホームランだけである。
「うー、やばい、語るべきことがなさ過ぎて、もう終わってしまいそう。短いわ!」
「え、ええと、良いところは、ソト選手と・・・・」
黙ってしまう理衣。そう、そんな試合だったということ。
「これはなんというか、ライトなファンが逃げていきそうなチーム状況ね」
「9月も週末に横浜で沢山試合があるのにね」
「期待してチケット買っていた人もいるでしょうねぇ、はぁ」
「た、ため息、禁止!」
「諦めるつもりはないけれど、もう今永も落として、熊原とか投げさせたら? 怪我とかしていなければ」
「だんだん、投げやりになっていない?」
「いないわよ。ただ、懐かしい空気を思い出しているだけ。そう、それはTBS時代の・・・・」
「うわあ、駄目だって!」
DeNAになってから、中畑時代でもあまり感じなかった空気。
チームに覇気がないだけに、応援にもなかなか力が入らないのか。
「くぅーーーー! 気合を注入よ、あたし自身に!!」