2018年9月12日(水) vs 広島カープ
結果:横浜2-7 広島
敢闘選手賞:なし
「ソロホームラン2発じゃ勝てないわよ! タイムリー打ちなさいよ!」
またしてもというべきか、タイムリー欠乏症で点が入らず、中継ぎは堪えきれずで敗北を喫した横浜。
嘆く結乃。
今シーズン、何度となく見たような光景である。
「東投手、1失点だったのに交代するの早くなかった?」
首を傾げ疑問を投じるのは理衣。
確かに5回80球、初戦の濱口は中5日を考えていたのもあるだろうが、東は中6日で一週間後のはず。
初戦に中継ぎ陣を多く投入したこともあり、二戦目は東を長いイニング投げさせるものと思っていたのだが。
「四球が多く、ランナー出していたからかしらね?」
5回で4つは、東にしては多いだろうか。
「しかし、東が交代した途端に6失点は、萎えるわね・・・・」
力なく肩を落とす結乃。
「エスコバーの回跨ぎは打たれること多いけれど、この試合もそうなっちゃったわね」
「でも、他の中継ぎ投手は注ぎこめない、と」
「初戦に使い、この日も早いイニングで降りちゃったからね」
本来なら、東が好投しているうちに点を出来るだけ取り、エスコバーや藤岡、パットン投入で逃げ切りたかったところだが。
同点では、そううまくいかなかった。
「まあ、三上以外は使わずに済んだと考えて三戦目には臨めるけれど」
「飯塚投手だと、長いイニングは投げないよね?」
「三嶋がまた使われそうね。ていうか、そもそも飯塚じゃあ、序盤炎上ということもありえるから」
広島打線に飯塚が通用するイメージがわかないのだ。
「打線が援護しないといけないんだけど、宮崎がいないと厳しいわねー」
「細川選手がホームラン打ったけど!」
「それは素直に喜んでいいけど、試合として考えたら、チャンスで打てないと」
東が先頭打者で2塁打を放っても、1死満塁で攻め立てても、またタイムリーは出なかった。
「そこが分かれ目だったかもね。一気に相手に流れがいっちゃったわ」
あとはもう、言うまでもない。
「初戦を勝っても、あとを連敗じゃ意味ないわ。意地でも3戦目、勝つのよ!」
「そのためには先発、飯塚投手だね」
「そうよ。せっかくのチャンスなんだから、初回から全力で抑えにいきなさい!」
「相手は野村投手! 決して打てない、ってわけでもないのかな?」
「中5日、もともとスタミナが凄いってわけでもないし、球数放らせてればチャンスはあるはず」
「それまで飯塚投手が踏ん張れるか、だね」
「5回3失点でいいのよ。でも、初回3失点はやめてほしいけど」
さあ、なんとか勝ち越そう!