2018年9月22日(土) vs 中日ドラゴンズ
結果:横浜4-2 中日
敢闘選手賞:平良
「よし、12連戦、連勝スタートよ!」
「リクエストで終わるって珍しいね」
最後はアルモンテのショートゴロの送球を捕球したロペスの足が離れた、ということでセーフの判定となってたが、リクエストによりアウト。
これでゲームセットとなった。
「今シーズン最後の球場観戦、勝って終われて良かったわ!」
なぜかウィーランドのユニフォームを着て喜んでいる結乃。
「負けて終わるのは辛いもんね」
こちらもまたなぜか熊原のユニフォームを着ている理衣。
二人とも一軍にいないのだが、勝てばよいのだ。
「先発、平良投手が6回2失点の好投!」
「先週の巨人戦もそうだけど、ここにきて安定してきたわね。頼もしいじゃない」
「ピンチの時は140キロ台後半のストレートも投げて、ギアを上げている感じだったね」
「そういう投球が出来るようになったのね。あとは、スタミナを上げていければ良いわね」
「東投手と同い年だし、二人で左右のエースに、なんて期待したいね!」
もちろん、複数年続けて活躍してこそであるが、次年度以降も楽しみとなった。
「でも驚いたのは、7回に今永投手が出てきたことだよね!」
「あれには驚いたわ。2点差だし、砂田か三嶋だと思っていたら、まさか。あたしだったら出来ない采配だわ」
呆れているのだか感心しているのだか、とにかく感嘆のため息を吐き出す結乃。
「まだまだ危なっかしかったけれど、0点に抑えたという結果が大事よね」
恐らく誰も想定していなかったであろうタイミングでの今永。
これは、この先、今永も必要だというラミレスからのメッセージだろうか。
それでも、これで砂田、三上、三嶋を起用せずに2連勝発進を切れたのは大きい。
「筒香選手が、2試合連発の3ラン!」
「気持ちで持っていった感じよね」
「1点差に迫られた後は、大和選手のタイムリー!」
「今日もまた効率よい得点で、ベイスターズじゃないみたいだったわね」
それも2試合連続だから、言いたくもなるだろう。
「・・・・そして今日は後藤選手の引退試合、寂しいね」
「横浜では7年だけど、横浜高校出身だし、ね。松坂と対戦できなかったのは残念だったろうけど」
「そうだね・・・・あ、松坂投手!」
「登録抹消されているのに、来てくれたのね! 花束贈呈の為に・・・・横浜からは小池!」
98年の横浜高校優勝メンバーがそろったことになる。
今季、松坂がセリーグにきたのも、最終戦が中日戦となったのも、何かの思し召しだったのかもしれない。
「加賀にはバレンティンのメッセージ、後藤には松坂、やってくれるじゃない」
その後も、中日の選手達が引き上げた中、一人ベンチに残ってグラウンド一周を見守る松坂。
更に、なんと。
「あ、胴上げ、松坂投手も参加してくれるみたい!」
「いいじゃない、ここまできたら!」
照れくさそうに、マウンド上の輪に加わる松坂。隣には、小池。
8回の胴上げの後、3人で残り記念写真。
幸せな引退ではないだろうか。
「・・・・さあ、これで本拠地最終戦。これから残りビジターで12戦よ!」
「でも、ここに来てチーム状況も良くなってきたね!」
「そうね。これはもしかしたらきたんじゃない、短期決戦に強いベイスターズが!」
連戦が始まる前からそうも感じていた。ここからは、14試合の短期決戦なのだと。
本来なら借金二桁超えた時点でありえないはずが、まれに見る低レベルな争いのおかげでこうなっている。
「京山、平良の二人で、中継ぎを殆ど使わずに連勝。筒香が連発。良い兆しよ!」
「でも、次はいよいよカープと3連戦だね・・・・」
「勝つしかないわ! 目の前で胴上げ見ないためにも、3連勝しかないわ!」
「その重要な試合、先発に戻った石田投手!」
「不安しかないけれど、打線が援護するしかないわね」
「相手は大瀬良投手、最多勝だね」
「関係ないわ、打ち崩すのよ! なんならウィーランド出す?」
「いないからね・・・・」
CS進出まで負けられない戦いが続くが、気合を入れて臨むべし!