2018年9月23日(日) vs 広島カープ
結果:横浜1-2 広島
敢闘選手賞:石田
「あーもー、悔しいったらない!」
歯噛みして地団太を踏む結乃。
「惜しかったね・・・・」
こちらもガックリと項垂れる理衣。
連勝スタートの12連戦であったが、首位カープとの初戦で連勝は止まってしまった。
内容的には互角の戦いをしていたのだが、一歩、及ばなかった。
「石田と大瀬良の時点で今日は負け試合だー、なんて思っていた人もいたみたいだけど、そんなわけないじゃない!」
むっきー! と全身で悔しさを表現する結乃。
「その石田投手、好投したんだけどね」
「やっぱりミスよ、エラーよ! 四球よ!」
失点は結局、先頭打者をエラーで出塁させてしまったことによるものだった。
そして決勝点は四球から。
「最終回もさあ、なんで敬遠しなかったの?」
松山と勝負にいった場面のことである。
押し出しを恐れたのか。
だとしても、守りやすい満塁にした方が良かったのではないか。今シーズン、満塁策が悉く失敗していたとしても、この試合のあの場面では最善の策ではなかったのか。
「うーん、分からないわ。考えを聞いてみたい」
これでまた、ラミレス批判が続出しそうである。
「良い材料は、今永が好投したってことかしらね」
「そうだね、まだこの先も試合はあるし、ね」
「はぁ……エラーがなけりゃ1-0で勝っていたかも、なのに」
「たらればは禁止でしょう?」
「そうね、結局、それで失点して負けるのは、チームがそれだけ弱いってことだしね」
エラーは起きうること。
だがそれを肝心の場面で起こさない。
起きた場合は後続を抑える。
それが出来ないのが今シーズンの横浜なのだ。
「ううう、また次から連勝よ! カープに、勝って胴上げなんてさせないんだから!」
「ええと、予告先発は濱口投手とジョンソン投手だね」
「濱口もここんとこ悪くないからね。ジョンソンは好投手だけど、今年も全く打てていないわけじゃないし、チャンスはあるはずよ!」
負けたらカープの優勝が決まり、横浜のCSが遠のく。
意地でも負けられない。
「そのためにも、やっぱり先発投手よ。頼むわよ、濱口!」
「あとは打線だよね。いくら好投しても、この試合みたいに1点じゃあ」
「倉本、乙坂とかスタメンの時点でどうかと思ったけどね。まあ、他の選手でも、2-5番以外では点取れないんだけど」
「また自虐・・・・」
「とにかく、連勝してカード勝ち越すのよ!」
最後の意地を見せてくれ!