2018年10月2日(火) vs ヤクルトスワローズ
結果:横浜2-3ヤクルト
敢闘選手賞:なし
「ここでタイムリー欠乏症! やっぱり大量点取った後の試合よね!」
もどかしげに悶える結乃。
「チャンスはあったんだけどね」
理衣もまた項垂れている。
「9つも四死球もらって、タイムリー0って! 特に筒香、本当にチャンスに打たない四番ね!」
ということで、非難が四番に向かってしまうわけだ。
もちろん筒香だけがチャンスで打てなかったわけではないのだが。
1回、3回、5回と、ランナーを置いたチャンスで悉く三振である。
「特に初回、チャンスで3,4,5番が全員三振ってどういうことよ!?」
「そ、そういう日もあるでしょ」
「そりゃあるでしょうけど、今この時にそれじゃ困るのよね」
シーズン終盤、1つの敗戦が堪える時にこれは辛い。
「ヒットじゃなくてもいいから、内野ゴロでもなんでも得点できるようなバッティングをしなさい!」
「筒香ばかりいっちゃったけれど、ロペスもよね」
「阪神戦では良い活躍だったのに」
「得点を分けたいって本当にいつも思うわよね」
塁は賑わせたが残塁の山。
これぞベイスターズというような攻撃の仕方であったが、このタイミングでは辛い。
「まーた、プロ初勝利を献上よ。こういうの、得意よね」
「嫌な得意だね・・・・」
勿論相手の高橋投手も良いピッチャーなのだろうが、CSを争う時期にやらなくても良いだろう。
「投手陣は頑張ったよね」
「まあ、3点なら上出来、範囲内よ」
先発の平良はバレンティンに対するところだけであった。
中継ぎ陣も失点せず、やはりこの試合は打線だろう。
「これでまた巨人と同率。巨人は残り試合少なく菅野、メルセデスを含め投手を注ぎこめることを考えると痛いわね」
「しかも、次の試合は原投手が先発!」
「今季、抑えられているからね。うーん、やはりこの試合で勝ちたかったわ」
「横浜は京山投手! 前回は好投したよね」
「問題は続けて好投できるかよね。打たれる時はかなり失点するし。でも、やってもらうしかないわ」
不幸中の幸いは、次が週末となるため投手陣を惜しみなく使えることだろう。
早めの見極めが重要になりそうだ。
「その前に打撃陣が点を取らないことには始まらないわ。なんでもいいから先制、そして突き放していく攻撃を」
「そのためには、大きいのばかり狙わないでいきたいかな?」
「状況に応じたバッティングよ。ま、それが出来る選手がいたらやっているでしょうけれど」
「また手厳しい」
「事実でしょ!」
これで残り5試合、4勝が必要と厳しくなった横浜。
「何が4勝よ、5勝しないとCSなんてないと思いなさい!」
と、いうことである。
負けられない戦いなら2017年、幾度となく戦ってきた。
さあ、ひりつくような戦いの場へ向かおう!