2018年10月9日(火) vs ヤクルトスワローズ
結果:横浜4-1ヤクルト
敢闘選手賞:ソト
この日の試合、横浜はヤクルトに勝ったが、同時に巨人も阪神に勝利した。
その瞬間、2018年シーズン、横浜DeNAベイスターズの4位が確定した。
即ち、クライマックスシリーズ進出を逃したわけである。
「シーズン終了!? 何言っているのよ、あと1試合あるじゃあない!」
今シーズン\(^o^)/オワタ、という人たちに向けるように、結乃は吠えた。
「確かにCS出場は逃したけれど、シーズン終わるのはラスト1試合を終えてからよ。しかも散々負け続けてきた阪神戦、ここで不甲斐ない試合して負けるようじゃ意味がない。ここを勝って終えるのよ!」
「そうだね、最後は勝って終わりたいね」
理衣も頷く。
「負けたら終わりの試合、ラミレスは宣言通り、筒香、ソト、宮崎、ロペス、の打順で来たわ! 機能しなかったけど!」
「まあ、毎試合機能するわけじゃないよね」
4人で2安打であった。
「その代わり、佐野選手が2安打、桑原選手が3安打の猛打賞!」
「柴田もフォアボール2つ、そのうち1つが先制の押し出しだったわね」
「嶺井選手がタイムリー2ベース!」
下位打線で3点をもぎ取ったわけである。
「そしてなんといってもソト選手! またホームラン!」
「41号、これでキングは確定ね。はー、たいしたもんだわ」
「またライトにホームランだったね」
引っ張るだけではなく逆方向にも打てるのだから、これだけ量産できたのであろう。
「来期は研究、警戒されるだろうけど、その中でどれだけ打てるかが楽しみね!」
「うーん、これだけ打てると、長くいて欲しいよね!」
「そして、康晃も単独セーブ王が確定ね」
「ルーキーの時に新人王をとったけれど、最優秀救援は初めてなんだね。ファンとしても嬉しいよね」
「そうよね、ずっと活躍してくれているけれど、タイトルをとっているかいないかは、やっぱり違うしね」
中継ぎ陣がきっちり相手を抑えて勝利。
もちろん、CSが確定しているヤクルトはそこまで全力ではなかったかもしれないが、選手としては試合に手を抜くはずがない。
「さ、最初にも言ったように、次の阪神戦が2018シーズンラストよ。最後はきっちり、ね」
「先発はウィーランド投手。今季限りで退団という話もあるけれど・・・・」
「そればかりは、今言っても仕方ないわ。実際、どうなるか分からないし」
「打席が楽しみだったのに・・・・」
「外国人選手枠の絡みもあるしねぇ」
他にも田代富雄の招聘や光山コーチの退団などといった話も出ているが、正式発表を待つしかない。
優勝どころかCSも逃したのだ。コーチ人事も色々あったとして不思議ではない。
「それから、最終戦のスタメンをどうするかね? 少しでも若手を出すのか。それでも良い気はするけれどね」
「勝つなら本気スタメン?」
「途中で交代していくとかね。とにかく。私達は見届けるのみよ!」
4位が確定しCSはなくなったが、最後の阪神戦で今季何度も見せられたような無様な試合は見せないでほしい。
勝敗はどうなるか分からないが、最後だからこそ、きっちりと試合をして欲しい。
頑張れ、ベイスターズ。