キャンプ初紅白戦、1軍vs2軍
「キャンプでとうとう試合形式の練習が実施されたわ!」
ニコニコ動画を観ながら結乃が言う。
「いよいよ、実戦形式が多くなってくる時期なんだね」
理衣も納得しながら言う。
春季キャンプも序盤が終わり、ここから紅白戦、練習試合、オープン戦と、色々な試合形式の練習が組まれる。
そこでの内容、結果を見て、1軍、2軍の入れ替えも多くなってくる。
若手や、1軍と2軍の境にいるような選手にとっては重要な時期に差し掛かってくるのだ。
「2月11日の紅白戦では、中井がタイムリー、関根や百瀬がマルチ、神里がホームランなんかでアピールしたわね」
「ただ、投手陣では熊原投手がイマイチだったね・・・・」
しゅんとする理衣。
熊原は確かに制球難で四球を出し、タイムリーを打たれた。
なんとか1失点でおさまったものの、内容的には厳しいものだった。
「ま、まあ、この試合で全てが決まるわけじゃないから。なんとか汚名返上をしてもらいたいわね」
「クマちゃん、頑張ってー!」
必死に応援する理衣。
もちろん、他にもこの試合だけ見れば結果を残せなかった選手もいるわけで、それぞれ皆、必死に頑張ってほしい。
「あとは、関係ないけれど、ダーリンハニーの吉川くんがキャンプ見学で現地に入ったみたいね」
「紅白戦が観られて良かったね! 次の日は1軍も2軍もお休みだけど」
「仕事の都合もあるでしょうしね、仕方ないわよ」
2019年も応援、イベントのMC等、よろしく頼みます!
「さー、いよいよ球春が近づいてきた感じよね!」
「新しいファンクラブのカードも届いたし、ワクワクするね!」
「寒い日が続くけれど、燃えていくわよ!」