2019/2/24 広島戦 4-4で 楠本がアピール!
「オープン戦の2試合目は宜野湾でのホームゲームね」
「現地にいないのが残念だけど、ネット中継で見られるのが有難いね」
ネットでの中継を見て、結乃と理衣が頷き合う。
広島との一戦は、中軸に主力を並べ、投手も石田から今永へとつなげる主力のリレー。
その結果といえば。
「うーん」
腕を組み、渋い表情をしている結乃。
「引き分けだったことが不満、なわけじゃない感じだよね?」
「試合の結果はともかく、内容が、うーん」
「主力の選手は打ってくれたね」
宮崎、ソト、筒香、ロペスと並ぶ中軸はそれぞれヒットを打ち、得点を奪ってくれた。
が。
「結局、その4人だけなのよねぇ。他で全然、点が取れていない!」
分かってはいたことだが、やはりこの並びでは6番以降ががくっと落ちるのである。
「どうにか6番ロペスの打線にしたいわよね」
2番に宮崎を入れてしまうと、5番で終わってしまう。
「神里選手、桑原選手が1,2番を打ってくれるか・・・・」
「やっぱ梶谷の復帰よねぇ」
まだ1カ月あるが、やはり1,2番という打線には悩まされそうな気配であった。
「そんな中、楠本選手が3安打1打点とアピールしてくれたね!」
「粘ってヒットを打てて、良かったわね! 桑原の調子が上がらないと、開幕スタメンもあるかもよ!」
打撃がウリの楠本である、オープン戦は打ちまくるしかない。
「打線では他に、佐野選手も2安打だね」
「この左の二人は良いわよね、本当に楽しみ!」
問題はやはり守備、そして守備位置であろう。
「投手は石田投手が4回2失点、今永投手が4回1失点、山﨑投手が1回1失点」
「数字だけ見ると石田はぼちぼちって感じだけど、内容がねっ」
「初回、いきなり無死満塁だったもんね」
「そして、味方が点を取った直後に失点! これじゃ変わらないじゃない!」
甘い球も多く、守備に助けられたりと、ラッキーな面が多かったのは事実。
「もちろん、今の時期にピークってことはないでしょうけど、不安は残るわ」
残り1カ月でどう仕上げてくるか、であろう。
「今永投手は?」
「ストレートは戻ってきた感じだけど、甘い球もなんか多かったわね」
「でも、2018年よりはよくなりそうな気配、あったよね」
「よくなってもらわないと困るわよ!」
「そして康晃は・・・・評価しづらいわね。分かったのは、相変わらず松山には弱いということね」
「ここも、この後にどう仕上げていくか、だね」
「それに同点だったし、なんか失点しそうだったわよね」
「・・・・」
そんな風に思われているファンの思いを良い意味で裏切ってほしい。
「頑張って結果を出している人がいる中、打席がまだ少ないとはいえ戸柱、嶺井、中井、倉本、桑原はノーヒット」
「この先まだ試合もあるし、そこで結果を出すよう頑張って欲しいね」
「見ている方としては、応援するしかできないからね」
「さあ開幕まで残り1カ月、気合を入れ直すのよ!」
<オープン戦成績>
1勝1分