2019年4月13日 広島戦
結果:横浜1-6広島戦
敢闘選手賞:藤岡
「筒香選手、大丈夫かな!?」
試合が終わる前から不安そうな理衣だったが、試合が終わってもなお不安は消えない。
それはそうだ、四番バッターが死球で交代したのだから。
「右ひじ、ね。試合に負けるのは仕方ないけれど、怪我は勘弁よね」
結乃も渋い表情をしている。
「とりあえず、骨折じゃなくて最悪の事態を免れたことだけは幸いね」
無理せず、きっちり治してから合流してほしい。
試合もあまり見所なく負けてしまって、球場に訪れたファンとしては残念であったろう。
「状態のよくないカープとはいえ、京山じゃあ厳しいと思っていたけれど、その通りだったわね」
「立ち上がりから連打、だったね」
「全然変わっていないわね、これじゃあファームに落とされるかしらね、さすがに」
3試合続けて結果が出なかったのであるから、そうなっても致し方あるまい。
「エラーもあったとはいえ、3回で四球も4つじゃあ、守っている方もね」
「守備の時間が長くなると、リズムが出ないよね」
「まだまだ、下で鍛えなさい!」
「二番手であがった濱矢もいただけないわね。まあ、不運なあたりもあったっちゃあ、あったけれど」
「ま、まあ、初登板で緊張していたのかもしれないし」
「あまり猶予はないわよ! 今回はその言い訳が通じても、次同じようなら、ちょっとね。スピードもあまりなかったし」
一軍にあがったということは、二軍では上げても良いという評価だったはず。
良いところを見せてくれ。
「打線はひどかったわね。まあ、床田のような左腕、苦手というのはあっても」
「そんな中、神里選手が先頭打者ホームランとマルチ!」
「好調をキープしているのはいいわね」
「ただ、他の打者が続かなかったね」
4安打で、しかも併殺が3つ。
攻めようもあまりなかったか。
「そんな試合だったけれど、濱矢以降の笠井、砂田、藤岡、三嶋がきっちり無失点に抑えたのは大きいわよ!」
「お、ポジ要素!」
「あのまま打たれて広島を調子づかせるのが一番、最悪だからね。そう言った意味でランナーは出しても返さなかったからね」
「打たれていたヒットも、なんか不運な感じのが多かったよね」
「そういう意味ではきっちり打たれた感は少ないけれど、でも、そういうのを契機に盛り返す可能性もあるから、油断はできないわよ!」
「中継ぎ陣では三上投手の代わりに登録された藤岡投手が2イニング無失点!」
「きっちり仕事をしてくれたわよね。テンポもよいし、頼りにしているわよベテラン!」
「ある意味、想定通りの敗戦。なんとか3戦目をとって勝ち越したいわね!」
「心配なのは、筒香選手だね」
「気持ちは分かるけれど、度を越したブーイングとかするのはやめましょう。ファンの品性を疑われるわよ!」
ヒロインでブーイングとか見苦しいので本当にやめましょう。
もちろん、「なにしてくれてんだ!」とは思いますが・・・・
「ぶっちゃけ、ベイスターズだって色々ぶつけているからね!」
特にドスコイとかドスコイとか・・・・
「野球の借りは野球で! また次週もマツダで対戦するんだから、その時までに床田対策を!」
「次は打ちたいもんね!」
「ただ、苦手な投手はとことん苦手なチームだからねぇ・・・・」
そうならないためにも、なんとか床田を打ち崩したい。
前を向いていこう、ベイスターズ!