2019年5月3日 阪神戦
結果:横浜1-2阪神
敢闘選手賞:阪口
「ほんっとーに、しょーもないチームね!」
ベイスターズのサヨナラ負けを見届けると、結乃が吐き捨てるように言った。
「結乃、どんどん野蛮になっているよ・・・・」
おそるおそる、理衣が結乃を嗜めようとするが。
「野蛮になるような試合をするベイスターズが悪い!」
一言のもとに切って捨てる結乃。
「プロ初登板の阪口が5回無失点の好投したのに、それを活かせない先輩野手、投手陣ども!」
「阪口投手、ナイスピッチング! だったよね」
「勝ち投手の権利! を、次のイニングの先頭打者に消される国吉!」
「うう、残念!」
「まあ、投手陣はそれでも頑張った。中継ぎ出せば、誰かは失点するリスク高いし。この日の原因は野手、そしてベンチでしょ!」
結乃が怒りでテーブルを強く叩く。
「先ほども言ったように中継ぎ含め9回まで1失点だから、まあ、投手陣はそこまでは置いておいて」
「打線が1点しか取れなかったねぇ」
「9回に勝ち越せたでしょうが! なんであそこで無理にホームに突っ込むの!? バカなの!?」
9回表、無視1塁、筒香の2塁打でホーム突入して憤死し、結局無得点に終わった。
「無視2、3塁でロペス、宮崎に打たせれば点、入っていたじゃない!」
ロペスの打球なら犠牲フライ、宮崎はヒットを打っていた。
「あーもー、西相手で勝てるチャンスをみすみす相手に渡して!」
「勝っておきたかったよね」
「10回も、2死から無駄に四球出して失点! アホか!」
結乃の怒りは収まらない。
「これで阪神戦4連敗! また勝てないの!? いい加減にしなさいよ!」
もはや暴れ出しそうな結乃。
多くのファンも同じように感じているのではないか。
「こうなったら次の2戦は連勝しなさい! 相手がメッセとか関係ないからね!」
昨年、いいようにやられたメッセンジャー。
しかし年齢も重ねているし、いい加減に打て。
研究も対策も何も出来ていないのかと呆れてしまうぞ。
「これ以上、阪神に馬鹿にされ続けてたまるかってーのよ!」
選手達も、いい加減にしろ。