2019年6月7日 西武戦
結果:横浜2-6西武
敢闘選手賞:櫻井
「櫻井、プロ初登板で2奪三振、無失点、良かったわよ! 以上!」
「ええーっ!?」
「え、他に何か言うことある?」
「そ、それはぁ・・・・」
結乃に睨まれて、口ごもってしまう理衣。
確かに、ポジ要素はそれくらいだったか。
「でも、先が楽しみね! 左腕中継ぎは砂田が不調だし、どんどん出て来て欲しいわ!」
「清宮選手と対決もあるかもね!」
それも見据えて交流戦での昇格、というのもあるのだろう。
「試合に関しては3安打2得点だもんね! むしろ3安打で2点なんて効率良いじゃない、っていうと思うの!? バカなの!?」
一人ツッコミで怒りを紛らわせる結乃。
「まーた、貧打しょぼしょぼ打線になっちゃったわね」
「どうしたものでしょうかねぇ?」
困ったように理衣は項垂れる。
「てか、どうしてもソトか宮崎を2番に置きたいのね。あの二人が打っていたから点が取れていただけで、また調子が悪ければどうしようもないわよね」
足が無い、つながらない、ただ打つだけ。
見飽きた展開で、ため息しか出ない。
「ソトはそろそろ下位打線にしたら?」
「どうしたもんだろうねぇ」
そんなことしか言えない理衣。
「そして頼みの今永がとうとうQSも止まっちゃって、5失点! これじゃ勝てないわね」
「今永投手だって打たれるときくらいあるし!」
「まあ、そうなんだけど、じゃあだれなら抑えられるのって話よね」
「こういう時に頼りになるのが井納投手じゃないかな!?」
ということで、理衣が予告先発で二戦目に投げる井納をプッシュ。
「とにかく、3連敗で止めないと今週の負け越し確定よ! ホームなんだし、残り2戦は死ぬ気で勝ちなさい!」
「私達も現地観戦でパワーを送るもんね!」
「今のところ現地観戦で連勝中なんだから、負けたら許さないわよ!」
「それに二戦目はモーガンさんと長田さんが出てくるし、楽しみだね」
「心配は雨だけだけどね」
パリーグに負けるな!