2019年6月12日 ロッテ戦
結果:横浜6-5ロッテ
敢闘選手賞:大和
「4連勝キタコレ!」
またしても9回は危なかったが、それでもどうにか2カード連続で勝ち越しを決めたベイスターズ。
ヒヤヒヤではあったが、勝利したことで結乃はご機嫌である。
「これで成績も5勝3敗、交流戦でも4位にあがったよ!」
理衣が拍手をして喜ぶ。
「とはいえ、康晃! 危うく逆転サヨナラ負けするところだったじゃない!」
3点差で9回裏を迎えたが、終わってみれば1点差。
しかもランナーを残した状態で。
「最後はもう、生きた心地がしなかったね」
胸をそっと撫で下ろす理衣。
豊かな胸である。
「リクエストで判定が覆ったとか、審判のゾーンが辛いとかあるけれど、抑えなら抑えなさい、ビシッと!」
「い、一応、おさえたし、セーブもついたしね」
理衣がどうにかなだめようと、スターマンに目を向けさせようとする。
大和のヒロイン、隣のスターマンが近い!
「・・・・まあ、今さらだしね。とりあえず勝ったことでよしとしないと」
「そうそう、ほら、大和さんのタイムリー、良かったじゃない!」
「3打点の大和はよくやってくれたわ。それよりクリーンナップはチャンスで打たないわね。特に4番!」
「うーん、3三振だもんね」
「それも、ランナーおいてことごとくよ。いい加減にしなさいよ!」
「ふ、不調の時もあるってば。以前みたいに、またこれから爆発してくれるってば!」
イライラが募っている結乃を、どうにかポジティブにもっていこうとする理衣。
癇癪娘の世話は大変なのだ。
「打線はいらいらするから、投手にいきましょう。大貫は、あと1/3は投げ切って欲しかったわね!」
「やっぱり文句から入るんじゃない・・・」
「3失点は許容範囲だけど、6回は投げて欲しかったわね。三嶋が回跨ぎになっちゃったし」
「それでも安定して5-6回を投げてくれるからね。ローテの5,6番手としては合格じゃない?」
「そこで満足していたら駄目よ、上を目指しなさい!」
ルーキーにも愛の鞭。
逆に言えば、それくらいしてくれないと厳しい状況でもある。
「何せ、東に続いて濱口も抹消されたからね! 濱口抹消って、本当にビジターにしか投げさせない気かしらね?」
「次週は横浜だもんね。誰、投げるのかな?」
「平良とか東、あるいは飯塚、京山・・・・まあ、投げ指そうと思えばいるけれど、不安ではあるわよね」
弱い裏ローテが、さらに弱くなってしまう。
「こういうチャンスを若手はモノにしなさいよ!」
「抹消された二人も若いんだけどね」
先発ローテ争いも、高いレベルで競って欲しい。
「さあ、こうなったら3タテ狙うわよ! 交流戦最初の3カードはパリーグの下位3チームだったし、ここで勝っておかないとね!」
「何せこの後はホークスさんだもんね」
「勢いつけて福岡に乗り込むわよ!」
5連勝を目指せ!