2019年6月18日 日ハム戦
結果:横浜3-0日ハム
敢闘選手賞:平良
「6連戦の頭、この勝利は大きいわよ!」
勝利を見届け、結乃が両拳を握りしめて言う。
「初戦に勝つと、気持ちが楽だよね」
理衣も穏やかな笑みを浮かべている。
両投手ともテンポ良いというか、打線が沈黙して試合展開も早く、21時よりかなり早く前に試合は終了した。
「明日、会社や学校がある人も早く帰れるわね!」
「それも、勝利してだから気分が良いしね」
「立役者はなんといっても平良ね。見事に7回途中まで投げて無失点! リードがあれば投げ切らせたんでしょうけど」
あの時点ではリードは1点。
大事を取ったのだろう。
「勝ちパターンも盤石だったしね!」
「いやいや、康晃はまた先頭打者を出したからね」
「でもほら、次の打者を併殺に打ち取ったし」
結果的には珍しい三者凡退にはなったわけである。
「打線は打てなかったけれど、相手が上沢だし、まあ打てないと思っていたからね」
「こういう試合ではソロHRでも貴重! ソト選手が20号!」
「投手戦だったらソロでも良しとしないとね」
「そして7回には大和選手が貴重な2点2塁打!」
「いいところで打ってくれているのよね。クリーンナップより良いんじゃない?」
下位打線の活躍は本当にありがたい。
「ただ、宮崎選手がスタメンを外れてちょっと心配だね」
「大事を取っただけみたいだけどね。最後には守備にもついたし」
「筒香選手も2安打したしね」
「チャンスで打って欲しいけど、この試合ではチャンスで回ってこなかったからね」
そろそろ打点を稼いでほしいところだ。
「勝てたのは良いけれど、上沢が心配ね」
「ああ、ソト選手のライナーが直撃しちゃったんだよね」
「ソトのパワーだしね。なんともないとよいけれど」
打球であるしわざとでないのは明白だが、やはり勝っていても申し訳ない気持ちになる。
軽症であることを願うだけだ。
「さて、初戦を勝って、2戦目にはなんと飯塚とはね。大貫をずらすのね」
「巡ってきたチャンス、飯塚投手は頑張ってほしいね!」
「今季は球速が150キロ近く出るようになったと聞いているし、どんなピッチングするか楽しみにしたいわね」
「打線は援護したいね! 相手は苦手の左腕だけど」
「左腕も打てないと今後、上位にはいけないわよ! 打ち崩すのよ!」
交流戦も貯金が2つ出来て、勝ち越しも本当に見えてきた。
とはいえ連敗の危険性もある。
気を緩めず、貪欲に勝ちにいこう!