2019年6月20日 日ハム戦
結果:横浜4-8日ハム
敢闘選手賞:国吉
「中継ぎの差かー!?」
結乃ががっくりと膝をついて悔しがる。orz
「うーん、中盤から、点を取られちゃったね」
理衣もため息をついている。
3連勝を狙った3連戦の3戦目。
残念ながら3タテとはいかなかった。
「阪口がねー、もうちょっと、粘れなかったのかしらね」
「1回2失点で交代だもんね」
プロ3戦目もほろ苦い登板となってしまった。これで当分は2軍で修行ということになるだろう。
「ただ、2回から登板した国吉は頑張ったわ」
「ホームランは打たれたけれど4回1失点、8奪三振!」
「役割はきっちり果たしてくれたと評価するわ!」
偉そうに言う結乃。
「ただーし、その後の中継ぎ陣は登板すれば被弾で失点! これは駄目よ!」
「ホームランの怖さだね」
「あまりホームランを打たない杉谷とかにも打たれて、油断しすぎ!?」
この日は空中戦で負けてしまった。
「打線も、4回以降は沈黙! 初回は良かったんだけどね」
「筒香選手にも久しぶりにタイムリーが出て、打線がつながったね」
「珍しいことが起きたから負けたのかしら?」
「酷い言いぐさ・・・・」
とはいえ、筒香のタイムリーとホームランは久々に良かったといえるだろう。
「もー切り替えるしかないわね。前向きに、若手三人の先発ローテで2勝出来たと思うことにするしかないわ!」
「そうそう、勝ち越したし!」
「この試合もリードしていたんだけどね・・・・」
「そういう試合だってあるってことで」
「最後はまた苦手の楽天戦、初戦の今永で勝っておきたい!」
「相手はまた左腕の辛島投手だね」
「とはいえ、防御率はそこまで良くないし、打てる可能性は十分にある。やっぱり、今永が楽天打線をどれだけ抑えられるかね」
「エースの快投で、交流戦の勝ち越しを決めたいね!」
「じゃないと、楽天は岸がくるからね」
結乃が渋い表情をする。相手チームのエースと良く当たるものである。
「残り3戦、3連勝で締めたいわね!」
「まずは目の前の一試合、全力で!」
終わりよければすべてよし。
逆に終わり悪ければ今までの良い流れも意味がなくなってしまう。
楽にするためにも、初戦を全力で勝ちにいけ!