2019年7月25日 阪神戦
結果:横浜6-0阪神
敢闘選手賞:今永
「良く投げたわ今永!」
満足そうに笑みを浮かべる結乃。
「完勝だね!」
理衣もニコニコ。
「連勝中とはいえ、中継ぎ陣がフル回転の状態だったからね。その中で今永一人で投げ切ってくれたのは大きいわ!」
「勝って尚且つ中継ぎ投手陣も休める、最高の結果だね!」
9回無失点。
三振こそ4つのみだが、それより完投、完封の方がよほど重要である。
「この試合では危ないところは殆どなかったものね。エラーとかでランナーは出していたけれど、後続を落ち着いて抑えていたし」
「安心だったよね。ここのところちょっと調子がイマイチだったから心配だったけれど」
「濱口、今永と長い回を投げてくれないと困るからね!」
と、投手に関しては他に言うべきことはない。
久しぶりの9勝目、防御率も良くなった。
「攻撃の方でも貢献したよね。9回表に自らヒット!」
「そして大和の2塁打で1塁から激走してホームイン! 鈍足カルテットじゃあ帰ってこれなかったわよ!」
「速かったよね!」
裏のピッチングに備えて、なんてことは考えない。
全力プレーで引っ張るのも今永の良いところだ。
「先制点であり勝利打点はやっぱりロペス!」
「本当に4番だねぇ」
「6回のチャンスに打てなかったけれど、そう毎回は打てないか」
「でも、次の宮崎選手がきっちり内野ゴロで点を取ってくれたし」
競っている試合では、そういう取れるべきところで1点、きっちり取ることが重要である。
「9回表に駄目押しの4点とったけど、言うならばもうちょっと早い回に取れていればね」
「でもほら、僅差だったから緊張感を持って投げられていたかもしれないし」
「まあ、ね。でも余裕を持ちたいわよね」
それでも2死から集中打で点を取れたところは褒めておきたい。
「さー、これでようやく今季初の5連勝よ!」
「貯金も3!」
「そして10ゲーム離された巨人にも、いつの間にか5.5ゲーム差に!」
驚きである。
広島も連勝で借金を完済し、この3チームでの争いになるか?
そう思わせてくれるような流れである。
「でも連敗が今シーズンはどのチームも長いから、気を抜くとすぐにまた連敗するわよ!」
「そして、8連勝して6連敗中の中日さんと対戦だね」
「横浜、ヤクルト、広島に続く大型連敗に出来るとよいわね!」
「まずは確実に一つ一つ勝つことじゃあ?」
「分かっているわよ、初戦は柳だしね」
初戦を取れれば、2戦目以降も楽になる。
「平良、また頼むわよ!」
「ナゴヤドームとも相性が良いはずだよね!」
さあ、2週続けての竜退治といこう!