2019年9月6日 中日戦
結果:横浜4-8中日
敢闘選手賞:なし
「あーーー、初戦の松葉で負けた! これはヤバいわ!」
結乃が頭を抱えて悲嘆に暮れていた。
「ゆ、結乃、落ち着いて」
わたわたしながら、理衣が結乃の頭を撫でる。
巨人を3タテして来た中日に、ベイスターズも屈した。
それも、ドラゴンズに相性の良かった平良で。
「とゆうか、今永以外の先発陣が誰一人としてまともに5回も投げられていない!」
「た、たしかに、そうだね・・・・」
濱口、京山、井納、大貫、そして平良。
「そもそも、ここんところ勝っている間も殆ど先制されているからね!」
「追いかける展開はきついよね」
「先発が崩れて中継ぎ勝負にもできないから、やばい!」
「それでも、最初は3点差を追いついたんだけどね」
珍しく打線がつながり3点を取ったのは良かったが、平良がビシエドに2ランをくらった。
その後もじりじりと追加点を奪われ、最終的には完敗である。
「どーすんのよこれ、だいたい、疲れたといって許されるのは一年間投げている今永と上茶谷だけよ! 他の先発陣は休み休みでしょうが!」
「やっぱり東投手、濱口投手がいないのがきついよね」
「3戦目、本当に誰が投げるのかしら? やっぱ石田にいってもらうしか・・・・」
中継ぎ陣を出す勝負にもちこむためには、先発に踏ん張ってもらわないといけないが、その肝心の先発がいない。
巨人も菅野が抹消になってまずい展開と言われているが、実はそれ以上にベイスターズの先発の方がヤバい状況に見える。
「あと打線も、中井、ソト、ロペス、筒香とか、まったく何もできない打順の並びはやめない? あと8番投手」
ただ打って、点が入るのを待つ大味な野球。
それがベイスターズといえばそうなのだが、勝っている時は良いが、負けているとどうしようもなく見える。
「梶谷選手が好調だから、上位に置きたいよね」
「攻撃的2番で良いじゃない! ソトの2番はやめてほしいのよー」
ぐったりとする結乃。
梶谷、ソト、筒香、ロペス
「この並びだめなの? ねえ?」
「誰に聞いているの?」
「んで、6番に捕手もやめてね! これでどう?」
1、乙坂(神里) 中
2、梶谷 右
3、ソト 二
4、筒香 三
5、ロペス 一
6、佐野 左
7、捕手
8、大和(柴田) 遊
9、投手
「ほら、なんかまともそうじゃない!?」
「確かに、そう見える気が・・・・」
「どうよラミレス! 採用して良いわよ!」
「いやー、ファンの多くの人も同じようなことを考えていると思うよー」
「なんとゆうか、納得感がせめてほしいのよ!」
さあ、好調な中日を相手にどうなるか。
幸いは、巨人も負けている事。
万が一連敗でも、4.5ゲーム差で巨人戦を迎えることが出来る事。
「そうなったら広島や阪神も近づいて、どうなるか本当に分からなくなるわよ!」
苦しいところ、誰か救世主よ、出てきてくれ!