2019年9月11日 巨人戦
結果:横浜10-4巨人
敢闘選手賞:ソト
「連敗ストップよ!」
結乃がガッツポーズをみせる。
「これで流れが変わると良いね!」
理衣も素直に喜んでいる。
今永でも連敗を止められず、巨人にマジック再点灯を許した次の試合。
ここで負けたらほぼお終いというところ、どうにかギリギリで踏みとどまった。
「大砲の威力! 結局、勝つとしたらこういう試合なのね」
「連敗中だったし、まずは勝つことじゃない?」
「今の時期はね。とにかく、嫌な流れをどうにか押し返したいわ!」
「ぐぐーっとね!」
「この試合はとにかく、ソトが3ホーマー! 本当に巨人戦は打つわねー」
「先制ホームランに中押し、駄目押しと、満遍なくだね!」
「コンスタントに打てると良いんだけど、もうこれがソトだから仕方ないわね」
「途中出場の梶谷選手も2ランホームラン! 2点差に詰められていたから、良いところで出たよね!」
「本当にね。てゆうかそもそも、なんでスタメンで出さないのかしら?」
「1戦目も、守備も凄かったもんね!」
「総合でみたら梶谷でしょ! これでまた3戦目が左腕だからスタメン外したりしそうなのよね・・・・」
果たして、ラミレスがどうするか。
「この試合ではとうとう光さんが復帰したね!」
「復帰した試合でチームが勝利というのが大きいわよね! これで全体的に落ち着いてくれるとよいのだけど」
戸柱、嶺井も頑張っていたが、やはり伊藤の存在は大きい。
「でも、ホームランだけじゃなく、繋げる意識もあったんじゃない?」
「そうね、3回の攻撃はその意識が出ていたように思えるわね」
「これで宮崎選手も戻ってきたら、もっと良くなるかも!」
「怪我明けでどうなるか分からないけれど、さすがに4月みたいにみんな打てない、なんて状態ではないでしょうからね」
梶谷、ロペス、筒香、ソト、宮崎
この5人の調子がそれなりなら、誰かがどこかで打ってくれるとも思えてくる。
「もちろん、そのために重要なのはピッチャーよ! 結局、東も濱口も間に合わなかったけれど、それを言っても仕方ない」
「井納投手が5回2失点と粘りのピッチング!」
「もっと長く投げて欲しかったけれど、今はこれで良いわ。とにかく最低限の失点で中盤まで!」
「中継ぎ投手も疲れているからねー」
砂田がようやく上がってきたが、左打者相手にヒットを打たれては厳しい。
「砂田が良ければ、石田を先発に戻せるかもなんだけどね」
「やっぱり先発が苦しいよね」
はふぅ、とため息を吐く二人。
「そんな3戦目の先発は平良! ここんところ打たれているから気合を入れて!」
「低めに、丁寧に! だね」
「打線も早めに援護を! 大量点の後は打線が沈黙とかいらないからね!」
「めざせ、3ゲーム差!」
まだ、終わらせない!