2019年9月27日 巨人戦
結果：横浜４－６巨人
敢闘選手賞：伊藤ゆ
「巨人戦４連敗で終わるとか何やってんのよ！？」
結乃、怒る。
「こ、この試合は、若手のお試し的な････」
理衣、宥める。
「関係あるかーーーーっ！？」
結乃、爆発する。
「はぁっ、はぁっ、もうっ」
荒い息を整えながらも、悔しさを抑えきれない結乃である。
「そりゃまあ、スタメン、登板投手を見ても、勝てる気が薄くなるのは確かだけど！ それでいいの！？」
「やっぱり負けると悔しいよね」
「いくら順位が確定して、阿部の引退試合だからって、あーもうっ！！」
地団太を踏んで悔しがる。
不幸中の幸いは、中川、濱矢、進藤と、失点した投手は想定通りというところだ。
「てゆーか、申告敬遠で満塁にして、出てきた進藤が被弾って、最悪ね！」
ちなみにその瞬間、結乃はＴＶのチャンネルを変えた。
「分かっていても、負けるのは嫌よね」
「結乃は負けず嫌いだもんね」
「いや、普通は嫌でしょ！？ ＣＳで絶対にやり返したる！」
決意も新たにする結乃だが、実際に試合をするのは選手である。
「でもほら、良かった点も。ソト選手が４３号２ラン！」
「坂本も打ち返したけれど、さすがにもう抜かれないでしょ」
「ルーキーの伊藤選手も３安打猛打賞！」
「打撃はやっぱり良いものを持っている感じね。期待するわ！」
細川が４三振だっただけに、伊藤の良さが光った。
「櫻井、石田、上茶谷はなんだかんだ無失点でおさえたし、その点は良かったわね」
「調整登板、だしね」
「でも、ヤバい選手が満塁被弾とかねー」
「そ、それは、ね！」
進藤、結果を出せないとまずいですよ････
「そしてまあご丁寧に、阿部にちゃんとＨＲを打たれるとか、分かっているわね！」
「花を持たせた、ってことで････」
「まだ実力じゃない、中川は。でも、その結果を今後に活かしなさいよ！」
阿部に最後にＨＲを打たれた投手として名を残すこととなったわけである。
「さて、これでラスト１試合、今永、頼むわよ！」
「苦手の阪神さん、最後は勝って終わりたい！」
「やられ放題で最後も負けてセレモニーとか、格好付かないわよ！」
「しかも阪神さんはまだＣＳの可能性があるから、全力本気でくるしね」
「ここにきて、ハマスタで阪神とのＣＳとか嫌よ！」
さて、三位争いも面白い状況だが、ベイスターズとしても負けたくない。
今永も奪三振タイトルを狙って、気合を入れていこう！
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