2019年振り返り #27 一年間踏ん張った芸達者ルーキー 上茶谷大河
「芸達者なルーキー、上茶谷大河!」
と、結乃が言えば。
「ファンフェスでも物怖じしない強心臓だね」
理衣も続く。
一年間、ルーキーながら先発ローテで踏ん張った上茶谷であった。
#27 上茶谷 大河
当番試合 : 25
投球回数 : 134
防御率 :3.96
勝利 : 7
敗北 : 6
セーブ : 0
ホールド : 0
奪三振 : 102
「去年の東が良すぎたからイマイチに見えちゃうだけで、ルーキーとしてはよくやってくれたわ!」
「先発で25登板、規定投球回数には達しなかったけれど、134回も投げているしね」
「好投しても勝ちが付かなかったこともあるし、7-8勝してくれれば、というのには応えてくれたわ」
「さらに、プロ初完封もしたしね!」
今となってはなかなか難しい完投。
それに加えて完封までやってのけたのだ。
「ということで、70点くらいね」
「及第点より上だね」
「良い点数をつけすぎても、というところがあるからね」
「期待も込めて、だね」
「シーズンの途中からは6連勝もしたけれど、その後がなかなか勝てなかったわね」
「やっぱりプロで投げ続けての疲れとかかなぁ?」
「まあ、それはあるでしょうね。今季の経験から、来季のペースとかに活かして欲しいわね」
自慢のコントロールも乱れてきたり、あるいは打たれることを気にしすぎて外れたり。
苦しんだことも多かった。
だが、全てが貴重な経験である。
「2020年は、右腕の一番手としてローテを狙って欲しいわね」
「ライバルたちも多いけれど」
「左腕に比べて先発右腕が弱いから、気張って欲しいわ」
若手右腕の中でもトップを走って欲しい。
「活躍の暁には、次回のファンフェスで齋藤はんとともにオンステージを期待しているわ!」
「そういう姿もみたいね!」
「マウンドの上でも、ステージの上でも、ファンを沸かせる存在になりなさい!」
とはいえ、まずは野球が最優先。
目指せ、規定投球回数&二桁勝利!