2019年振り返り #49 何をもって生き残りを図るか? 赤間謙
「2018年にトレードで入団した赤間ね」
「2019年はDeNAでも公式戦デビューをしたね!」
「とはいえ、正直なところよくわからないのよね」
「成績は以下の通りだけど」
結乃と理衣も赤間に詳しくなく、戸惑った様子である。
#49 赤間 謙
当番試合 : 7
投球回数 : 9 2/3
防御率 :5.59
勝利 : 0
敗北 : 0
セーブ : 0
ホールド : 0
奪三振 : 5
「敗戦処理での登板だけど、数字はよくないわね」
「登板数が少ないから、打たれると悪くなっちゃうんじゃない?」
「まあ、それはそうだけど、立場的には少ないチャンスで結果を出さないとね」
「でもほら、ファームでは40イニング以上投げて防御率は1.56だよ」
「だからこそ、1軍にあがったんでしょうけどね」
なるほど、確かに二軍の数字を見ればそこそこである。
「うーん、一軍での数字を見ると、出ると定期的に失点しているみたいね」
「う・・・・」
「登板したうちのうしろ3試合はいずれも失点、これじゃ落とされてそれ以降あがらなくても仕方ない感じね」
「頑張ってー!」
理衣の声援が響く。
「まずはビハインド、モックアップ要員で期待されているはず。年齢的にもね、だから15点で!」
「厳しい点数だね」
「シーズンオフには右足関節のクリーニング手術をしたらしいから、それで何かよくなると良いわね」
「悪いところがあったのならそうだよね」
「トレードとはいえ、年齢的に余裕はないからね、2020年は我武者羅に結果を求めたいわね」
「ベイスターズに来てもらったからには、活躍してほしいよね!」
「ファンの中には、光と一緒に来たって知らない人もいるでしょうから、是非、ヒロインを!」
「待っています!」
何が得意な球なのか。
どういうキャラなのか。
色々と一軍で見せてくれるのを期待したい。
光のついで、なんて言われないように!