6月7日(日) 横浜 4-0 日ハム
「いよぉーっし、久しぶりの勝利よ!」
結乃が快哉を上げる。
「やっぱり勝つのは嬉しいよね、練習試合でも」
理衣も手を叩いて喜んでいる。
練習試合が開催されて6試合め、ようやくの勝利である。
「とはいえ日ハムはほぼ1.5軍というかのメンバーで主力は出ていなかったけれどね」
中田、大田、近藤、王、等々は休み。
4番清宮で若手お試しメンバーといったところか。
「先発の石田も、まあそういう意味では抑えて当然だけど、そこをちゃんと抑えたからね」
「このところ先発陣が失点重ねていたもんね」
「本当に先発崩壊よ!」
「上茶谷投手も肘に違和感で2軍だしね」
そんな状況で石田の好投は良いニュースである。
相手が飛車角金銀落ちだとしても。
「とはいえ、打線も奮っているわけじゃないんだけどね」
「でもでも、ソト選手、オースティン選手の連続特大ホームランは凄かったね!」
「そこはこの打線の見どころでもあるからね!」
「ロペス選手もタイムリーで、外国人選手が見せてくれたね!」
「逆に言えば、アピールの欲しい選手がアピールできていないってのはあるけどね。。。」
頑張れ若手。
そしてレギュラーを目指しているメンバー。
「あとは、佐野選手にようやくヒットが出ました! わー!」
「これで精神的に余裕が出ると良いんだけどね。一本出るか出ないかで週が明けるのは大きく違うでしょうし」
「きっとこれから爆発するはず!」
「そうなれば良いけれどね」
キャプテン、ということもありしばらくは見るだろう。
だが、あまりに優遇すると、他で結果を出している選手に対して失礼な気もする。
その辺のバランスが難しい。
「あとはー、色々なところで言われているけれど関根! 二軍で無双して一軍にあがって結果が出ないのよねー」
「本当に悔しいよね!」
外野の控えでは乙坂がリード、次いで桑原。
枠が多いわけではない。
「しかしオースティン、これは本物かしらね。期待しかないわ!」
「あとはやっぱり、脇を固める人たちだよね!」
主力だけでは勝てない。
出てこい、新たなパワー!