「さーあ、今回は開幕1軍、野手編よ!」
気合が入っている結乃である。
「野手も迷っちゃうね、良い選手ばかりだし!」
と、ファンならではの思いを口にする理衣である。
「ということで、早速いくわよ!」
捕手:伊藤、戸柱、嶺井、高城
「ええっ、4人も!?」
「何せ今年は一軍枠が増えたからね、こういうこともできるでしょ」
「まあ、確かに・・・・」
「もちろん、高城なんかは二軍にも出るでしょう。当面は出られても濱口専属とかになるんじゃない?」
「そうだとしても嬉しいね!」
「光がリードは変わらないけれど、他の3人も、練習試合の後半ではアピールしていたしね」
「楽しみでもあるし、強みかもしれないね!」
実際にそう上手くいくかは別として、1軍レベル捕手が4人いるとポジティブに考えたい。
1塁:ロペス
2塁:ソト(柴田)
3塁:宮崎
遊撃:大和(柴田)
「内野のこの5人は鉄板でしょうね」
「誰も異論はないだろうね」
「柴田は2塁の守備固めでもそうだし、大和がお休み時のショートもあるでしょうしね」
「ソト選手の2塁守備だけが不安だけど、これはもう仕方ないよね」
「攻撃を優先というのもあるし、ソトの外野守備より遥かにマシだからね!」
右翼:オースティン
中堅:梶谷
左翼:佐野
「ここも決まりだね」
「センターだけどうなるかだったけれど、神里が結果を出せないところで梶谷がきっちり結果を出してきたわ!」
「盗塁も出来るし、打撃も確実性が上がった感じだよね」
「本人もそれがなければ生き残れないと理解しているでしょうからね」
練習試合を見ても、野手のレギュラー陣で迷うことはないだろう。
残りは、バックアップ要員である。
「残りの枠はもう少ないのよね。でも1軍枠が31人となると話は違うわ。先発6人、中継ぎ9人登録しても、野手で16人も登録できちゃう!?」
「えーと、今で11人だから、まだ4人も残せるね」
内野手:中井、倉本
外野手:桑原、乙坂
「この辺はほぼ見えたかしらね」
「左右のバランスを考えてもそうだね。捕手を1人減らして普通に3人体勢にしたら、まだ1人残せるね」
「楠本あたりかしら。関根にも頑張ってほしいけれど」
「神里選手、伊藤ゆ選手、それに石川選手とか、色々いるけれど・・・・」
「その辺は状況を見て、よね」
いずれにしても、野手だってバックアップが重要になる。
枠が増えた分は基本的に中継ぎをメインに埋めるだろうが、野手も疲労回復などうまく使いたい。
「打線はもう、足は梶谷しか使えないんだから、破壊力で突き進むしかないわね」
「横浜スタジアムがホームならではの打線ということだね」
「でも実際、梶谷、ソト、オースティン、佐野、ロペス、宮崎、この6人なら120試合で120発もいけるわよ!」
「とにかく相手投手を粉砕! 一発重量打線!」
さて、それが吉と出るか凶と出るか。
ただ、周りに打てる実績のある選手がいることで、佐野も多少は楽に打てるだろう。
「これで投手、野手も考えたから、最後は順位予想よ!」
「結果は決まっているのでは?」
「それでもやります!」