2020年6月20日 広島戦
結果:横浜5-10広島
敢闘選手賞:ピープルズ
「ピープルズの好投を台無しにする中継ぎ!」
予想されていたことだが、のっけから荒れている結乃である。
「中継ぎも、ほら、打たれることはあるわけで」
どうにかフォローしようとする理衣。
「だからって、1イニング7失点が許されるとでも!?」
その一言には何も言い返せない。
それも、2死からである。
「来日初登板のピープルズが6回1失点と好投! したのに!」
地団太を踏む結乃。
「6回で7奪三振、四球も初回の2つだけだったしね」
「ピンチは何回もあったけれどホームは踏ませず、鈴木の一発だけに抑えたから十分すぎる結果だわよ」
「次の登板も楽しみだね!」
「と、そこまでよ良かったのは。石田は置いておいて、三嶋、平田ーーーーっ!!!」
絶叫が空にこだまする。
「特に平田! 前日の試合で期待させておいて、四球でランナーためてホームランとか、変わらんじゃない!」
「でも、まだ2試合目だし」
「今まで信頼がないんだから、1試合が大事なのよ平田はさ!」
最悪の結果を出したとしか言いようがない。
三嶋は・・・・次回に期待したい。
「てゆうかそもそも、オースティン出せないならエスコバーとパットンを入れろっての! 阿保か!」
「ちょ、ちょっと、過激だよ」
「試合後で興奮しているから仕方ないわ!」
「開き直っちゃったよ・・・・」
もちろんチームの事情は分からないが。
エスコバーもパットンも入れずに大丈夫だと思っているのか。
オースティンが万全ならともかく、代打でしか出られないくらいなら二軍で万全になってから上げてほしいと、今日の試合は見ていて思ってしまった。
それを考えて石田を中継ぎに回したのではあろうけれど・・・
「仕方ないって、オースティンがスタメンならまだ仕方ないって思えるけれど、スタメンにも出ていないで中継ぎはいないなんて!」
「うーん、止められないなぁ」
「もしくは、打力重視なんだから最初から打ちまくって得点して優位に進めなきゃ意味ないの!」
「3点リードしたけれどね」
「それじゃ足りないのは分かったでしょう!」
「偉そうに言うことじゃあないけどね。。。」
「それにこの試合は5点取ったけれど、結局HR頼りになっているのよ」
「まだ2試合目・・・・」
「初戦も2戦目も、1死3塁で1点取れない、そういうところよね!」
「いや、どっちも惜しい当たりだったし、守備が良かったと褒めるしかないんじゃあ」
「外野フライが打てないのが悪い! 特に、打点を期待されている打者なんだから!」
梶谷、宮崎、光がマルチ。
ソトがマルチでHR。
良いところがなかったわけではない。
とにかく、なんでもいいからまず1勝したい。
「3戦目は平良に森下! ルーキーに弱い横浜の本領が発揮できるか!?」
「そんなの発揮しちゃダメでしょ!?」
さて、本当にいつ勝てるのやら。
頼みますよ、本当に。
「でもね、これがベイスターズだわよ!」
「昔を思い出すね~」
「負けないんだから!」
そう、こんな思いいくらもしてきたんだから。