2020年7月23日 ヤクルト戦
結果:横浜6-0ヤクルト
敢闘選手賞:大貫、佐野
「おーっ! この日は快勝!」
拳を振り上げて吠える結乃。
「連敗ストップ、良かったー!」
理衣ももろ手を挙げて喜んでいる。
久しぶりの勝利の立役者はもちろん、先発の大貫である。
「というか、大貫が勝利して以来の勝利ね」
「すっごい安定感だね」
「その前は1イニングで降板したのに、何があったのかしらね?」
「この日は7回までノーノーだったもんね!」
特別に凄い球があるわけではないが、制球だろうか。
相手の裏をかいたのか。
いずれにしても凡打の山を築いた。
「これはもう、平良と並んでダブルエースね」
「気が早すぎる・・・・」
「まあ、まだ2試合だけど、期待もてるわよね!」
「このままローテ定着を目指したい!」
「その先発大貫を打線も援護できたわ。珍しく連打が出たもんね」
「初回はヒットを集中させて3点を先制!」
「ランナー梶谷以外は各駅停車っていうのがいつも通りではあったけれどね・・・・」
「ま、まあ、それは」
9番投手まで打順が回って、結局は3得点。
本来ならあと1点くらい欲しかったが。
「2回以降は高橋に抑えられて、ちょっと嫌な感じだったもんね」
「大貫投手が頑張ってくれていたからよかったけれど、ちょっとね」
「でも投手が変わったところで、なんと戸柱が特大の一発!」
「上段まで飛んだねー」
打つと思わなかった選手が打った。
「さらにダメ押しは佐野が2試合連続!」
「それもレフトへのホームランは良いよね」
「本当に、ようやく勝ったわね」
「先発投手がリズム良いと、いいよね」
更に大貫は送りバントも1球で決めた。
得点にはならなかったが、こういうのも大きい。
「下位打線の柴田、戸柱、倉本がいずれも2安打したのも驚いたわね」
「下位打線が打つと強いよね」
「まー、代わりに1,2番が冷えてきたけどね。特にソトはずっとノーヒットで、疲れも出てきたかしらね」
「少し休ませるのもありかな?」
「オースティンも上がってきたしね」
ここでまた難しい外国人選手問題になる。
中継ぎの二人をどうするのか。
野手をどうするのか。
さらに、攻守で好調な柴田をどうするかにも及んでくる。
「オースティンも、上がって来たとはいえ二軍での実戦もたいしてやってないし、すぐに結果が出るかは怪しいしね」
「うまいこと選手の状況を見極めていきたいね」
「投手陣も、上茶谷があがってきたし、なんか左腕よりも右腕がいい感じになってきたかも?」
「これで左腕も状態上がってくれば怖いものなし!」
「そんな簡単なものじゃないけれど、なんとか上がっていきたいわね」
1つの勝ちでこんなにも盛り上がれるのだから、ファンとは現金なものである。
「さあ、ここから連勝よ!」
「取り返しましょう!」