2020年8月28日 ヤクルト戦
結果:横浜6-2ヤクルト
敢闘選手賞:ピープルズ、ソト
「よっしゃー! カード頭をとったどー!」
勝利の雄たけびをあげる結乃。
「これ大事だね!」
理衣も拍手である。
「勝利の立役者はなんといっても先発のピープルズ!」
「6回無失点の好投だったね!」
「先発ローテが苦しいところであがってきてこれだけ投げてくれると嬉しいわね!」
「オースティン選手が怪我、ロペス選手も不調で調整中だし、やっぱり外国人選手を複数起用できるのが大きいね」
「それも、全員がそれなりに活躍できる力を持っているからね」
「それが強みだね!」
もちろん、まだ全幅の信頼を寄せているわけではない。
それでも6回を2-3失点でまとめてくれれば十分である。
「中継ぎ陣も苦しい中で踏ん張ったわね!」
「石田投手もさすがに疲れが出てきた感じかな」
「今まで苦しい場面ばかり頑張ってきてもらったからね、少し休ませたいけど。でも特に悪いわけじゃないんだけどね」
「その石田投手の後を平田投手がきっちり!」
「1アウトとはいえ、1点差に迫られていたからね、こういうところで実績を少しずつ積んで信頼をあげていければね」
問題は康晃か。
一軍で投げさせても自信を失くすだけのような気がするのだが、このまま居させ続けるのだろうか。
「打線ではソト選手が先制タイムリー!」
「久しぶりにクリーンナップがタイムリー打った気がするわ」
「このイニングは宮崎選手にもタイムリーが出たね」
「1点で終わらず、久しぶりにつながったわね」
勢いづくかと思ったが、その後はなかなかつながらない。
6回の無死1,2塁からの1死2,3塁、そして2死満塁となって無得点。
直後の7回に1点差に迫られて嫌な流れになったところで。
「相手のミスっぽい安打からランナーをためて、佐野が10号3ラン!」
「打った瞬間! だったね!」
「バックスクリーン直撃、良いところで打ってくれたわね」
「4番の働き、だったね」
「さらにそれで終わらず、2死から戸柱、大和の連打でもう1点。うーん、久しぶりに見たわこんな攻撃!」
「この試合は快勝! だったね!」
巨人も負けて少しゲーム差が縮まったが、今はチーム状況的に1試合1試合を頑張るしかない。
「2戦目は大貫、体調が心配だけど、なんとか投げてもらいたいわね」
「対戦相手はクック投手」
「初登板の阪神戦では打ち込まれているけれど、どんな投手か分からないし、何せ初勝利献上チームだからねぇ」
「そうならないよう、打線の援護をお願いします、この試合みたいに!」
「ヤクルトはチーム状態落ちているし、悪いけれど勝ちたいわ!」
3戦目には前回ノーノーをやられた小川が出てくる一方、ベイスターズは阪口くらいしかいない。
それだけに、2戦目で勝ち越しておきたいぞ。