2020年9月23日 阪神戦
結果:横浜4-0阪神
敢闘選手賞:上茶谷、ソト
「今日は上茶谷に尽きるわね!」
結乃が頷きながら言う。
「見事に完封勝利!」
理衣も拍手で祝福する。
144球、10奪三振。
今季チームとしては大貫に次ぐ完投で、完封は初である。
「最終回でも低めには投げられていたわね。とにかく丁寧に!」
「カットボールが良かったみたいだね」
「三振も10奪っているからね、キレ、制球がよかった証よね」
「ランナー出しても併殺をきっちりとったもんね、この調子で次回もお願いします!」
「ただ144球と球数が多いのが次回に影響を残さないか、というのはあるけどね」
「でも4点差で完封も見えていたからね」
中継ぎも登板数多く、上茶谷は序盤、投げられていなかったのでまあ良いだろう。
「とはいえ打線は5安打だからね。ソトの3ランが出ただけで決して良いわけじゃないから」
「それでもなんとか、内野ゴロでの得点とかもできたからね」
「まー、青柳という時点で期待はしていなかったから、上茶谷次第でその通りにいった感じよね」
「でも梶谷選手が4出塁と好調を維持しているのが大きいね」
「1番が出塁すればね。本当は2番ソトとかあってない気がするんだけど・・・」
なんとか、1勝2敗と3タテは免れた。
阪神戦で3タテを喫しないというのは来期に向けて大きいと前向きにとらえたい。
昨年までは、どんだけ負け続けてきたか。
「でもこの試合も采配で勝ったわけじゃなくて、単に上茶谷が好投してソトが打ったってだけだからね」
「またそんな厳しいことを」
「いやだって、8番投手でチャンスが2回、まわってきているからね」
「ま、まあ・・・・」
ソトの3ランは9番倉本のヒットからとはいえ、はたして?
とりあえず、勝利して5割に戻ったこと。
上茶谷の完封を素直に喜びましょうか。