2020年10月8日 巨人戦
結果:横浜7-9巨人
敢闘選手賞:武藤
「やっぱり追いつかない!」
結乃が悔しそうに拳をテーブルに叩き付けた。
「あとちょっとだったのにね」
理衣も歯噛みしている。
2点差まで追いすがった。
最終回も一発出れば同点・逆転まで持ち込んだ。
それでも届かなかったことに変わりはない。
「8回、2死ランナー無しから5点だもんね! やっぱり最後まで何が起こるか分からないよね!」
「繋がった、というかやっぱり1発だけど、まさか2ラン2発出るとは思わなかったわね」
ホームランが出ればランナーもいなくなり、そこで落ち着いてしまう、というのがありがちな流れだ。
ところがこの回はオースティン2ランのあと、またロペスが2ランを放った。
「ロペス選手は3試合連続弾!」
「コンディションさえよければまだまだ頼りになるわよね!」
「オースティン選手は本当に打てばホームラン、って感じだね」
「塁にいないオースティンとして有名だからね」
ただ9回、またこの2人に一発ホームランというのはムシが良すぎたか。
「でもロペス選手の2ランのあとも、神里選手、柴田選手がつないで、中井選手がタイムリー!」
「そういうのが大きいわよね!」
「本当にあと少しだったのにね」
「あそこまでいったら追いついて逆転までいって欲しかったけれど」
やはり、序盤の大量失点が痛かった。
「井納がこのところ打たれているわね」
「中5日も影響しているのかな」
「そうねぇ。上茶谷、平良が戻ってくるなら、平田を先発で残して井納を一度落としても良い気がするけどね」
「前半戦は頑張ってくれていたんだけどね」
「代わった砂田、三上も打たれて、ここよね・・・・」
「武藤選手が落ち着かせてくれたんだけどね!」
「ちょっと遅かったわね・・・」
「伊勢投手、パットン投手も無失点だっただけにね」
「さて、台風がきていて阪神3連戦は少なくとも初戦は中止の公算が高いわね」
「先発投手が苦しいから、助かるといえば助かるかも?」
「梶谷がいなくて1番バッターが苦しいからね、それも助かるわ」
この試合、1番に入った乙坂が5-0。
これでは苦しい。
「あーもう、色々ともやもやするわー!」
「スカッとする試合が観たいね!」