「とりあえず今週、目の前で胴上げを見ることはなさそうね?」
日程を見て結乃が言う。
「ううっ、もうそういうような季節だね」
悲しそうに理衣が言う。
巨人のマジックは10/11の試合終了時点で12。
さすがに1週間で12は消えないだろう。
「となると10/19週とかあやしいかも? その週は・・・・対戦はないわね」
「目の前で胴上げされるのは嫌だもんね、それも2年連続とか!」
「ただ10/27から巨人3連戦があるから、10/19週に決まっていないと、そこで優勝する可能性が高いかも」
「いやだーーー!!」
それも、また横浜スタジアム。
こうなったら巨人には頑張ってさっさと決めてもらう・・・・か?
「巨人どうこうより、横浜の方よね。先発崩壊は変わらずだけど、濱口も落ちたわ」
「さすがに2試合連続、序盤で降板だしね」
「高城と組ませる意味もないわね」
「何か良い話が欲しいです!」
先発投手はもう、大貫一人がまともという惨憺たる状態である。
こんな投手状態となったのはなぜなのか、本気で原因を考えて欲しいところ。
「またローテが組めないわ! 週前半は、大貫、坂本、井納?」
「流れだとそうなるよね」
「坂本も井納も5回を投げ切れないようなの出来なのに、ローテから外せないもどかしさ!」
「でも、週末は金、土と投げる人がいないという」
「絶望!」
崩れ落ちる結乃。
まあ、あるとしたら平良を見切りであげ、京山か?
3連敗しそうな勢いである。
「もー知らん、あとは打線爆発を願うしかないわね!」
「オースティン選手が10月8試合で8HRだから、この勢いで打ってもらいましょう!」
「ていうかHRでしか点が取れないからね!」
さてさて、どうなることか??