2020年10月14日 ヤクルト戦
結果:横浜9-6ヤクルト
敢闘選手賞:宮崎
「ホームランが一本だけだったわね!」
結乃が驚いたように言う。
「それでも9得点で勝利です!」
理衣は得意そうに言う。
「12安打で9得点と、珍しく効率の良い点の取り方ね」
「中でも宮崎選手が先制含む3本のタイムリー!」
「得点圏打率よくなかったのに、どうしたのかしらね」
「勝負強い宮崎選手が戻ってきたということで!」
石川には前回、勝利を献上していたので、初回に先制タイムリーは大きかった。
3回も、追加点となるタイムリー。
良いところで打ってくれていた。
「宮崎に触発されたのか、ロペスやソト、オースティンもタイムリーを打ったわね」
「マルチホームラン記録は途絶えたけれど、チームの勝利の方が重要だからね!」
「佐野が1安打だけれど、打てなくてもなんとか1本は、って感じね」
「このまま耐えて欲しいね!」
幸か不幸か、ライバルだった村上も打率を下げている。
あとは、梶谷、宮崎か。
「投げる方では坂本が5回1失点で4勝目か」
「頑張ってくれているね」
「球数が多いから5回で終わっちゃうのよね。ここは課題よね」
「それでもまずは責任投球回数の5回、ここ重要だからね」
「まあ、ルーキーだからね」
他の先輩投手陣が情けないから仕方ない。
「ただ、8回にヤクルトさんの猛攻を受けて5失点・・・・」
「追いつかない反撃は横浜の得意技なのに!」
「そういうこと言わないで。それで三嶋投手が登板してセーブがつくという」
「そういうセーブは有難くないわね、チームとしては」
しかし、だからといって捕手を交代させるのは違くないか?
とも思ってしまうが。
「それでも、これで久しぶりにカード勝ち越しね」
「気持ち良く、3戦目は平良投手が久しぶりの一軍登板!」
「天気がどうなるか、だけど、まあ無理しない程度に」
「来季に向けた投球を見せて欲しいね!」
一方で巨人はマジックが一ケタに。
雨天中止さえ続かなければ、来週にも優勝しそうである。
「横浜に来る前に優勝してしまいなさい」
「こればっかりは、ね。自分たちの試合を頑張りましょう」