「トミージョン手術をした東!」
優雅に紅茶を飲みながら結乃。
「残念ながら、まだしばらくかかるね」
お茶請けのスコーンを口にしながら理衣。
まあ、あまり言うこともなかろうて。
#11 東 克樹
当番試合 : 0
投球回数 : 0
防御率 : -
勝利 : 0
敗北 : 0
セーブ : 0
ホールド : 0
奪三振 : 0
分かっていたことだが、2020年は登板なし。
「なので、点数もなし!」
「リハビリ中だしね」
「ただ、ようやく全力で投げられるようになったらしいし、それは朗報ね」
「順調に回復しているみたいだね」
「だけど、焦りは禁物よ! 色々と感覚とかも変わっているでしょうし、慎重に復帰時期は探らないとね」
「投げられるようになるのと、試合で通用するかどうかは別だもんね」
大谷投手の例もある。
スピードだけが戻っても簡単に打ち返されたり。
球質とか、そういうのもあるのかもしれない。
「2021年のシーズン中に復帰できると良いけれどね」
「そうね、でも本人も言っているけれど、戦力にならないと意味がないからね」
「ただ登板した、だけじゃ駄目だもんね」
「新人王をとった時のように戻ってくれないとね!」
東が戦力になれば大きい。
逆に、いないのは確かに痛い。
だが、チームとしては東がいないときに先発の底上げが出来れば、東が復帰すれば物凄くチームとしては良い状況になる。
「それもこれも、以前のパフォーマンスに戻ること前提だからね!」
「手術を受けて復帰した投手は、パフォーマンスをあげる人もいるしね」
「シャッケルフォードや健二郎もいるし、みんな、なんとかなって欲しいわね」
「怪我人の連鎖を止めたいねー」
2021年。
どこかでの復活登板を楽しみに待ちたい。
再び輝きを取り戻せ、東!