結果:横浜13-2広島
敢闘選手賞:嶺井、平田
「まるで初戦の逆のような点数ね」
呆れたように言う結乃。
「打線が爆発して大勝! だもんね!」
理衣がご機嫌で言う。
この日はベイスターズが18安打13得点と大量得点。
序盤に点数を取り、終盤に突き放した。
「初回に押し出して失点して嫌なムードの中、嶺井が逆転タイムリー2ベース!」
「これで、いける! ってなるよね」
「キャッチャーが打ったの、久しぶりじゃない?」
「苦戦していたもんね」
得点にはならなかったが、4回にもヒットを放ちマルチを記録した。
投手陣もリードして、2失点に抑えた。
「更に、5-1から1点返されてなおピンチで登板した平田が併殺で火消し!」
「あそこは良かったよね!」
「さらに打たれたら2点差になって嫌なムードになるところだったからね」
「こうやって信頼を積み重ねていきたいね」
「というか京山、あと2アウトまで来たんだから踏ん張りなさいよねー」
「でも、次に期待できる投球だったんじゃない?」
「マツダだとなんか良い投球するイメージあるわよね」
先発の駒も少ないのだ、なんとか5回は投げ切って欲しい。
「打線はとにかくよく打ったわ、知野以外は」
「初スタメンだったけど残念!」
「チャンスを活かさないとね。でも、スタメンの試合で打線が活発になったし、まあそれはそれで」
しかし、知野以外は満遍なく打って、先発野手はみなマルチヒットを記録。
オースティンは3安打でホームランも放った。
このところ元気がなかった牧も最後の2打席で連続タイムリー2ベースで4打点。
ソトにも2本出たのは好材料。
「とはいえ、1試合だけで喜んでいられないからね!」
「それでも、打線は底を脱した感じはするよね」
「森下みたいに良い投手にあたるとダメかもだけど、そうじゃなければ打てそうな感じにはなってきたかしらね」
「オースティン選手が当たって来たのが大きいよね!」
「やっぱり、気を使う打者が増えると、周囲にも良い影響を与えるわよね」
「これからどんどん打ちまくって欲しい!」
「さあ、この勢いで、といきたいところだけど雨天中止かしらね」
「ちょっと厳しそうだね」
「まあ、先発ローテも中継ぎも厳しいから、それはそれで良いわね」
「休んだら、まだ勝っていないヤクルト戦だからね、そこでやり返したい!」
「投手陣は苦しいから、打ち勝つのよ!」
二軍では今永が7イニング投げた。
良い情報が出てきた。
まだまだ、これから!