結果:横浜9-4中日
敢闘選手賞:オースティン、ソト
「おー、なんと5連勝」
連勝したというのになぜか平坦な口調で結乃が言う。
「打線好調! この調子でいきたいね!」
理衣は素直によろこぶ。
序盤に大量点を奪い、そのまま逃げ切り。
見事に5連勝を飾った。
「なんといっても打線ね、2回までに7点も奪うなんて」
「スタメン復帰のオースティン選手がさっそく先制タイムリー!」
「不安はなさそうね、やっぱりオースティンがいるといないじゃ大違いだからね」
「ていうか4安打で打率も急上昇!」
「本当に凄まじいわよね」
「無理しないでくださいね!」
「さらに宮崎の犠飛の後、ソトが2ランホームラン!」
「ソト選手も調子があがってきたのは間違いないかな?」
「ソトは、打率はそこまで高くなくてもいいから、HRをガンガン量産してほしいのよね」
「そういう選手が6番にいるのも恐いよね」
「2回はなんと2ベース4本で3点か」
「これもまた凄いよね」
「長打がこれだけ出れば、いくらなんでも点が入るわよね」
「1イニングで2ベース4本は52年ぶりとか!」
この1,2回で勝負はほぼ決まり。
と思えないのが今季の投手陣なのだが。
「今永もどうにか5回3失点でまとめたわね」
「どうしても物足りないと思っちゃうけれど、手術明けだからね」
「今シーズンはとにかく5,6回をきっちり投げてくれればってところね」
「試合を壊さないことが重要!」
点差もあったが、今回は2連戦ということで勝ちパを投入してきっちり抑えて勝利した。
「5回は内野ゴロの間に追加点、8回は相手のエラーでダメ押しと、とりあえずその後も点は取れたからね」
「そういうの、大切だよね」
「本当に、何点取っても心配よ!」
打線が良いといえない中日が相手でも、恐くないわけではない。
「さあ、5連勝でさらに勝ちを伸ばしていきたいけれど、この後がいまだ1勝もできていない巨人戦!」
「でもほら、ここは3タテを狙うということで」
「巨人も調子が良いのよね、連勝が止まったとはいえ、ね」
「問題はそれより天気かもだけどね」
週末は天候がよくない。
が、雨天の試合ならこの2試合でベイスターズの方に分があり、か?
「1日休んで、今までの借りを返すわよ!」
「連勝をのばしましょう!」