結果:横浜2-1楽天
敢闘選手賞:伊藤裕季也
「エキシビションマッチ、初勝利ね!」
拳を握りしめて結乃が言う。
「まずは一安心だね」
理衣も嬉しそうに言う。
4安打でも勝ちは勝ち。
勝てば良いというものではないが、負けるよりはよい。
特に未勝利だっただけに。
「打線は今日も4安打と低調ね!」
「そんな中で伊藤裕季也選手が2安打2打点、ホームランも!」
「懸命のアピールが続いているわね!」
「これは良いね!」
牧が台頭して後がない伊藤裕季也。
二塁だけでなく三塁、一塁と、色々なポジションを守りながら打撃でも結果を出している。
このエキシビションマッチの一か月間は重要な期間だ。
「伊藤裕季也は打撃でアピールしないと、だからね」
「ホームランと長打を見せられたのも良いよね」
「宮崎の座を奪う気持ちでいかないとね」
「どんどん打ってほしいね」
「投手陣は1失点でリレー」
「先発の大貫投手も安定していたね」
「5回で7奪三振だしね」
「後半戦も楽しみです!」
後を継いだ進藤、三嶋、エスコバー、砂田も無失点。
進藤はランナーを二人出してしまったが。
「でも、森、細川、知野とかは全然ね」
「う・・・これからこれから!」
「そういってもう4試合終わっているからね」
やはり厳しいのか。
そう思わせない内容を見せて欲しい。