結果:横浜2-5阪神
敢闘選手賞:-
「はぁぁ」
深いため息を吐き出す結乃。
「うーん」
理衣も、言葉もない。
初戦は康晃。
この日はエスコバー。
8回に炎上してジ・エンド。
「打線がしょぼい中、4安打で2点取って、勝つには1点を守り切るしかなかったけれどね」
「厳しい!」
「エスキーも打たれる時は打たれるけれど、この試合で打たれなくても」
「とはいってもね」
厳しい敗戦である。
「3連敗、先発は最低限の仕事はしてくれている。打てない打線、打たれる中継ぎ、よね」
「打線は4安打だもんね」
「少ないチャンスでタイムリー、オースティンのホームランと、とれるところで取った感じだけど、それだけじゃね」
「どうしちゃったんだろうね」
エキシビションマッチから続く打線の不調。
前半戦の後半(変な言い方だけど)は、そこそこチーム状態もよくなりつつあったかに見えたのだが。
「無四球だし、またしても伊藤にやられるというね」
「本当に何度もだね!」
「打撃コーチは何をしているの!?」
「これだけ打てないと、あまり言えることもないね」
連敗で3戦目。
「坂本と藤浪かぁ、3タテ濃厚ね」
「弱気すぎるよ!」
「いやぁ、だって坂本よ? 藤浪よ?」
「う、うーん」
信頼感のない坂本。
苦手中の苦手の藤浪。
「藤波の自滅を期待するくらいしかないわね」
「寂しいなぁ」
「この際、なんでもいいから勝ちなさい!」
なんとか3タテ回避してほしいものです。