結果:横浜0-1中日
敢闘選手賞:京山
「ああっ、もうっ!!」
悔しそうに結乃が地面を踏みしめる。
「うーん、悔しいね!」
理衣は口に出して言う。
0-1
スミ1の1点が遠かった。
「その1点もエラーからだからね!」
「相手が大野投手だったのもあるけれど、大きくついちゃったね。。。」
「せっかく京山が好投したってのにね」
「それでも6回自責点0は確実に成長の証!」
打線の弱い中日相手とはいえ、前回の好投も含めて結果を出している。
これをシーズン終了まで続けたい。
「問題は打線よね」
「完封されちゃったもんね」
「チャンスがないわけじゃなかった。2回、3回はランナーを二人出して」
「あそこで1本出ていればね」
「結局、タイムリーが出たのは広島戦の2戦目だけだしね」
「うーん」
4回以降は7回にチャンスがあったが、無得点。
「情けない試合だったわね」
「相手を褒めるしかないのかと」
「褒めている場合じゃないわよ! 勝たないと!」
「なんとか、この後!」
2戦目はロメロ。
好投を続けているだけに、そろそろ勝ち星をつけたい。
「次は打線が援護しなさい!」
「相手は柳投手、難敵だけど、チャンスはあるはずだから!」