結果:横浜7-5ヤクルト
敢闘選手賞:宮崎、平田
「うわぁ、勝った気がしないわね!」
最後まで見届け、結乃が疲れたように言う。
「本当に、勝つのって大変だねぇ」
理衣もぐったりしている。
3点リードで迎えた9回裏。
またも康晃が打たれて、とうとう投手も交代。
どうにかこうにか、逃げ切ったというか?
「まあ、すべては大貫が悪いわよね!」
「え、そっち?」
「そりゃそうよ。今の中継ぎ陣からしたら、序盤にあれだけリードしたら悪くても6回2失点くらいで終わらないと」
「5回にいきなり崩れたもんね」
7-0から一気に7-4に追いつかれた。
ここを2点までで踏ん張れていれば違ったのだが。
「それでも三嶋が2イニングを無失点と好投したのに」
「山崎投手・・・」
「もう2軍調整でいいわよ! 抑えは伊勢かエスコバーで!」
「どうすればよいんだろうね」
抑えになって1試合だけ抑えたが、あとは散々。
本当に来期以降に向けて伊勢をテストしてはいかがでしょうか。
「打線の方は小川を攻めて5回までに7点を取ったのは良かったんだけどね」
「宮崎選手が2HR4打点の活躍!」
「欲を言えば4点を返された後、6回から9回まで追加点を奪えなかったことね」
「7点を取ったけれど、流れだよね」
「とはいえ、責められるもんでもないけどね」
ようやくこれだけ点を取ったのだ。
そこは投手陣に頑張ってもらいたい。
「緊急登板の平田がよく抑えたわー」
「プロ初セーブ?」
「平田に抑えが務まるとも思えないけれど、この試合はよくやってくれたわ!」
「山田選手、村上選手相手だったもんね」
「相手の打ち損じかもしれないけれど、抑えたもん勝ちだからね!」
内容はともかく連敗は止まった。
この先どうするか、は未だ見えないが・・・
頑張りましょう。