結果:横浜2-4中日
敢闘選手賞:京山
「今季、何回見た光景かしらね」
結乃が落ち着いた声で言う。
「うう、あと1回が長い・・・」
理衣が肩を落とす。
9回に伊勢が1アウトも取れず3連打で失点。
交代した砂田も流れを変えられず2点を献上。
9回だけで3失点の逆転負け。
「まー、2点だけで勝てるチームじゃないってことよ」
「せっかく京山投手が7回無失点と好投したのに!」
「京山は、良い時はよいけれど、悪い時にどうにかする投球ができればね」
「それでも、今季は希望が見えたよね!」
と、無理に明るい点を見出す。
「特にいうべきことも他にないわね。救援陣が打たれて負けるいつものパターン」
「本当に、抑え投手が! セットアッパーが!」
「それだけ大変なポジションってことなんでしょうけれど、どうにかならないもんかしらね」
しかしまあ、この日の負けでドラフトは最下位で臨むことが確定となった。
2位指名を活かすことを期待したい。
「先発は今永、東、大貫、ロメロときて、京山が成長して上茶谷が復活とかしてくれればある程度の陣容にはなりそうだから」
「やっぱり中継ぎと抑えだねぇ」
「そういう投手がいればいいけれど。栗林とか」
「なかなかそういう投手はいないよねぇ」
とりあえず。
今永に勝ちが付きますように。