2021年振り返り #00 足のスペシャリストになれず、ライバルも増え22年は本気で勝負の年 宮本 秀明
「さあ、今年も振り返りを行うわよ!」
結乃が元気よく言った。
「そういう時期なんだねぇ」
理衣が感慨深そうにうなずきながら言う。
最下位に沈んだシーズン。
当然ながら裁定も厳しくなる。
チーム成績と個人成績は別かもしれないが、若手ならともかく主力ならばチームの成績にも寄与することが求められるわけで。
「ということで、トップバッターは、シュウメイ!」
「宮本選手だね」
#00 宮本 秀明
出場試合 : 35
打数 : 10
打率 :.200
安打数 : 2
HR : 0
打点 : 0
盗塁 : 2
「監督が三浦に代わり、足を使う野球も目指したいということもあって出場試合は20年と比べて大幅増加したけれどね」
「成績的には、うーん、だね」
「キャンプやオープン戦の時から、まずは足のスペシャリストを期待されたんだけど、そう簡単にはいかないわね」
「積極的に盗塁を仕掛けていたりしたけれどね」
キャンプやオープン戦で色々と走ってみるも成功率は上がらず。
開幕一軍をつかむも、オープン戦でできないことが簡単にできるはずもなく。
盗塁は2,盗塁死も2と、数の上でも成功率でも良いところは見せられず。
序盤で二軍に落ちて、活躍することはできなかった。
「出場数は増えたけれど、結果がついてこないから40点てところね!」
「外野は激戦なだけに、やっぱり足を活かしたいよね」
「ただ速いだけじゃダメ。だけど、足の速い選手を指導できるコーチがいないんだもん、個人でもともとずば抜けたセンスでも持ってない限り、無理でしょ!」
「この辺だよねぇ・・・」
そもそも2軍では走塁コーチがいなかったはず。
無理矢理に兼任させたが、そんなんで出来るはずもない。
こういう結果を見ても、選手個人の課題はもちろんあるが、指導者の力量不足というのも浮かび上がるではないか。
「だからコーチ陣見直すべしと多くのファンがいっているのに、今のところさっぱり動きがないじゃない!」
「阪神さんとかでも、コーチの見直しが色々出ていたよね」
「なんで2位がそれだけ動いて、最下位のチームが動かないの!」
「ま、まあ、まだこれから・・・ねえ」
「そうこういっているうちに秋季キャンプ・・・てか、秋季キャンプやるの?」
「今年も横須賀のDOCKで秋季練習みたいだね。そこでどう鍛えるか、だね」
「あ、でもこの11/3 11:00~ 新コーチ発表だって! しかもこのプロモ、1998年の胴上げと、「5」の数字もろにだしているから、やっぱり!?」
「巨人退団のニュースも出たもんね!」
「結果はどうかわからないけれど、期待はしちゃうわよね。ちょうどこの記事をUPした裏だからどうなっているかしら、と思ったら先に情報出ているじゃない!」
「斎藤隆さんもだって!」
「これは胸アツね! うん、詳細はまた次回にしましょう!」
話を戻して。
「ということで秀明ももうおしりに火がついているんだからね!」
「ドラフトでも外野手指名しているもんね」
「足に特化した育成指名しているからね、マジで22年が勝負というか、ここで何か見せないと!」
本当に、まずは代走で結果を出して一軍定着を目指せ。