2022年5月31日 オリックス
結果:横浜4-1オリックス
敢闘選手賞:大和、蛯名
「週頭に今永で勝つ! これでいかないとどうしようもないからね!」
結乃が言い切る。
「それでも本当に勝てるのはたいしたものです!」
理衣が拍手する。
相手先発は山岡。
失点が許されない中、初回こそ1点を失ったがその後は粘り強く投げた。
「6回まで8安打されたけれど、なんだかんだ初回のみに抑えたもんね」
「本当は7回くらいまで投げてほしいけれど、この日は球数がかさんじゃったね」
「それでも、エースとして最低限の働きはしてくれたし、まあよしとしましょう」
「ここで勝てないときついもんね!」
土日で確実に連敗してくるだけに、火曜の週頭に今永で勝てないと長期連敗になってしまう。
「エスコバー、伊勢、康晃も無安打でつないだし、よかったわ」
「勝ちパターンの投手が安定してきたのが大きいよね」
「エスキーが開幕からしばらく調子が今一つだったけれど、徐々によくなってきたからね」
「伊勢投手はこの日も安心の投球で、山崎投手もセーブを重ねてきています」
連敗をあまりしなくなったのも、やはり後ろがしっかりしてきたから。
クリスキーや健二朗がさらに起用して、中継ぎもローテしながら回せるとさらに良いのだが。
「打線は相手が山岡だけに、数すくないチャンスを珍しくものにしたのが大きいわね」
「3回、嶺井選手がチーム初ヒットのあと、きっちり送って佐野選手が同点タイムリー!」
「そうそう、こういうところで打ってくれないとね」
「この日は8回にも、貴重な追加点につなぐヒットも打ったしね」
下位で出塁ができて佐野に回る、この打線の流れがこの日の試合では活きた。
「4回には大和がしぶとく勝ち越しタイムリー!」
「さすが大和さん、頼りになります!」
「欲を言えば8回の1死満塁でゲッツーじゃなければ最高だったんだけど」
「ま、まあ、全部がうまくはいかないよね」
2-1で勝ち越した後は試合が動かなかったが、貴重な追加点が入ったのは8回。
「ここは蛯名を褒めるわよ!」
「代打で出場して、ヒットを打った後にすかさず盗塁!」
「そういう野球が良いのよ! それが出来れば、蛯名も出場機会が増えるわよ!」
「徐々に存在感を増しているよね」
桑原がこの日も無安打。
センターを守れれば、そういう選択肢も出てくる、かもしれない?
「その蛯名選手を返したのが、関根選手のスクイズ!」
「これがまた重要! こういう野球が今まで出来なかったからね」
これで山岡相手に大事なカード初戦をとった。
「さあ、2戦目はロメロ。今回は好投の回にしてほしいわね」
「相手のワゲスパックはよくわからないね」
「5回を投げて2,3点はとられるタイプね。防御率的にもよくないし、ロメロの出来次第かしらねぇ」
「なんとか連勝したいね!」
2戦目、何が何でも勝つべし!